我々の使命。
2015年4月7日(火曜日)
先週~今週にかけて天気が悪く頭を抱えています。
雨漏り修理業は、雨が降ったら商売あがったりなのです。
一般に勘違いされていることがあります。
それは、
『雨がよく降る=雨漏り修理業者は儲かる』
という先入観です。
ハッキリと断言します。
それは全くの間違いです。
そもそも雨が降ったら雨漏り修理は出来ません。
雨漏り修理は、一部の例外を除いて晴れた日にしか出来ない工事なのです。
一部の例外とは、ブルーシートなどによる応急処置などがあります。
ただし、そのような応急処置は基本的に推奨いたしません。
リスクや危険が伴うし、最終的には無駄になるからです。
雨漏りしているお客様から『今すぐに来て雨漏りを止めて欲しい』とお電話頂くことも多々あります。
残念ながらお断りせざるを得ません。
仮に今すぐにお伺いしても、何もすることが出来ないからです。
前出のブルーシートによる仮養生をしても、あまり意味があることではないと考えています。
それなりの費用が発生するにもかかわらず最終的には撤去することになりますので。
それでも、どうしてもやって欲しいというご依頼があれば、対応するのはやぶさかではありませんけれども。
そんなワケで、雨漏り修理業は雨が降っていたら何も出来ないというのが現実なのです。
雨が降っている時には手も足も出ないのです。
そもそも雨漏り修理はそんなに儲かる商売ではありませんし。(笑)
正直言って大儲けできるような仕事ではないのです。
大儲けをしたければ雨漏り修理ではなく、他の商売をやったほうが効率が良いでしょう。
それでも我々が雨漏り修理をやっているのは困っているお客様のお役に立ちたいという思いが強いからです。
けっしてキレイ事ではなく、金儲けの気持ちよりも、困っている人の役に立ちたいという気持ちのほうが強くないと続けられない商売だと思います。
なんせ本当に儲からないですから。(苦笑)
もちろんボランティアではないので最低限の利益は頂いているんですけどね。
話をまとめますと、
『雨がよく降る=雨漏り修理が儲かる』
は大きな間違いで、
『雨漏り修理は雨が降ったら商売あがったり』
『雨漏り修理はそもそも儲からない』
これが正しい答えです。
それでも目の前の雨漏りを解決すべく一所懸命に頑張ります。
それが我々の使命だと思っていますから。
それでは。
伝説の雨漏りハンター
唐鎌謙二
僕の著書です。→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則』
音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はこちら
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さらにツイッターでもつぶやいてます。
杜の都仙台
2015年3月18日(水曜日)
雨漏り110番仙台店と雨漏り110番仙台北店が同時オープンしました。
杜の都・仙台の皆様、よろしくお願い申し上げます。
仙台の雨漏りは雨漏り110番の2店舗がタッグを組んで解決いたします。
どうぞご安心ください。
個人的に東北地方は大好きなのです。
家内の実家も秋田ですし、なんせ酒も肴も美味いですからね。
個人的にも今後出張の機会が増えそうで嬉しいです。(笑)
雨漏り110番の研修旅行を仙台でやるのも良いかもしれませんね。
楽しみです。
寒冷地特有の雨漏り現象(すが漏れ)などもあるので経験や知識も増えそうです。
すが漏れには雨漏りの場合と結露の場合があり、しかもその判別が非常に難しいようです。
メカニズムや防止策などしっかり研究したいと思います。
研究する目的での東北出張も増えそうですね。
いや、あくまでも研究が目的ですよ。
美味い酒と肴は付随してついてくるオマケというかご褒美みたいなものです。
念のため先に言い訳しておきます。(笑)
目的は研究です、ええ。
それでは。
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唐鎌謙二
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ハウゼコ様工場見学
2015年3月11日(水曜日)
久しぶりの雨漏り110番グループ研修旅行です。
今年は大阪開催となりました。
今回は、換気棟や水切りで国内ナンバーワンのシェアを誇り、知る人ぞ知る建設業界の超優良企業『ハウゼコ』さんにお世話になりました。
初日がハウゼコさんの本社研修ルームにて雨仕舞いに関する勉強会。
そして二日目が兵庫県加西市にあるハウゼコさんの加西工場にて工場見学です。
今回の研修のメインイベントがこの工場見学です。
なんと、工場の敷地内に、研究・実験のために新築の木造住宅を丸ごと1棟建てているのです。
そこを寮として活用することで、普通に人が住んでいる状態を作りだしてあります。
実は、ハウスメーカーに発注する際も、実験・研究に使うことは伏せたまま、普通に寮として人が住む前提で建てられているのです。
ですので、普通に建てて、普通に人が住んでいる、ごく一般的な環境の木造住宅を、雨仕舞いや換気の研究や実験に活用しているわけです。
このこだわりと言うか探求に対する徹底具合がすさまじいです。
研究家肌のハウゼコの社長さんですが、もはや研究熱心とかの次元ではなく、執念すら感じます。
研究の内容などについては守秘義務があるためブログでは書けませんが、たいへん勉強になったのは間違いありません。
やはり雨仕舞いは奥が深いです。
と言うワケで、工場見学の最後に実験棟の前で記念撮影。
オジサンばかりで花がないのは雨漏り110番グループの特徴です。(笑)
それでは。
伝説の雨漏りハンター
唐鎌謙二
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雨漏りイコール屋上防水ではありません。
2015年3月5日(木曜日)
新宿の大きめな建物で雨漏り現調をしてきました。
築40年ちょっとのRC造です。
いわゆるオフィスビルなんですが、複数箇所で雨漏りをしている物件です。
管理組合の理事長をされている方が、一昨年の欠陥住宅全国ネット横浜大会での僕の講演を聞かれていたとのことで、ご相談を頂いたのです。
一番問題となっている雨漏り浸出位置の状況を確認しながら、これまでの雨漏り現象についてヒアリングします。
その後、他の浸出位置を見させて頂き、建物全体について把握しました。
管理会社の提案は『屋上防水工事を実施しましょう』というものです。
確かに屋上はあまり良い状態ではありませんでした。
しかし、私の見立てでは、今問題となっている雨漏りとは直接関係がありません。
少なくとも屋上防水工事をやっても雨漏りは止まらないことが明白です。
それもふまえて、プロとしての見解を伝えさせて頂きました。
結論から言ってしまえば、外壁の修理、それも部分的なものではなく全体的な改修工事をしたほうが良いですよとお伝えしました。
雨漏りの原因が、限りなく高い確立でRCの打ち継ぎ目地だと考えたからです。
既に20年以上外壁に手をつけていないとのことでしたし、外壁の劣化が明らかに許容の範囲を超えていたこともあります。
いずれにしても、屋上防水工事だけやっても意味がないことはハッキリ伝えました。
あとは管理組合の判断でしょう。
帰り際に、本日のご相談料はおいくらですか?と聞かれまして、『相談は無料でやらせて頂いておりますので結構です』と、辞退させて頂きました。
たいへん恐縮されてしまいましたが、創業以来ずっと相談無料でやってきていますので。
もちろん本格的なコンサルティングの依頼であれば別ですけれども。
それはそれとして、管理会社さんももう少し勉強して欲しいものです。
今どき、雨漏りイコール屋上防水なんて、勉強不足にもほどがあります。
困ったものです。
それでは。
伝説の雨漏りハンター
唐鎌謙二
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