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住まいの雨漏り 2 浜松店 | 雨漏り110番 浜松店
住まいの雨漏り 2 浜松店

お客様にはっきりと真実を伝えること、それは「悪い部分は悪い」と言えること。
この言葉だけとれば、「何を言っているのだろう?」と思われる方が大半だとは思うのですが、仕事の依頼者が建築会社であった場合、事実を伝える相手は建築会社であって、その先にいるお客様とはならないため、建築会社から事実が伝わるかどうかは、はっきり言って、その時の都合ということなる可能性が高いのです。

事実、私が関わった雨漏り修理・・・いや修理ではなく補修という方が正確ですが、建物の室内柱のスパンが遠いことで、大梁がたわんで、そのことが要因となって外壁へと負荷が伝わってしまい、これにより外壁に割れが発生、それが原因となっての雨漏りがあったのです。
大梁のたわみが外壁を割るまでの負荷が掛かるのですから、明らかな瑕疵であると思うのですが、依頼者である建築会社から補修内容の指示を受けてしまえば、依頼内容と違う、本来行うべき根本的な修理をすることは出来ないし、さらに言えばこの大事な真実をお客様に伝えることも出来ないという大きな葛藤があるのです。

これは私の中で、本当に大きな悩みであり、ある意味、欠陥を隠す片棒を担がされたようなものでした。それでも、仕事として割り切らなければならないという辛さと言えば・・・。

そんな事を何件も行いながら、モヤモヤを抱えながら過ごしていたある日、下請け業者全部を集めた建築会社の会合の席において、「あいつのところに安全協力費を持っていかれる!」と、名指して意味不明な事を言われたのです。

まずこの安全協力費を解説すると、建築会社が業者への工事代金の支払いをする際に、支払額の数%を差し引き、協力会の口座(だと思う)にプールし、会の運営などに使用するものという位置づけ(のはず)。
でも、雨漏り補修工事の費用とは、そもそも建築工事を請け負った会社が支払うものであると思うのだが、どうやら安全協力費を利用していたらしい。

利益は自分の会社で得ておいて、都合の悪い出費は下請けに押し付ける、そんな構造であったのだろうが、この言葉、「あいつのところに安全協力費を持っていかれる!」の一言で、
私の中でハッキリと決断がなされました「こんなバカバカしい事はもう辞める!!」

翌日の午前中に、協力会を退会すること、協力会入会時に預けた預かり金の返却要求など文章にまとめ、建築会社へFAXで送りつけたのです。
この建築会社の協力会を辞めるという事は、その会社からの仕事が無くなることを意味するのだが、そんなことよりも私は自分自身のプライドを優先したのです。
しかし当時、この会社からの仕事は当社の年間売上の6割を超えており、イコール仕事が無くなることを意味しており、まさに若さゆえの勢いだったのかも知れませんが(苦笑)
しかし、この時に後悔は全くなく、本当に清々しい気持ちでありました(笑)

まあ、このあと仕事がなくて苦労したのは言うまでもありません。
チラシを作成し、それをポストに入れて歩いてみたり、訪問販売のように、見ず知らずのお宅に営業をしてみたりと・・・・なんて出来るような勇気もなく、知り合いに頼んだりしながらちょっとした仕事をいただきながら食いつなぎつつ、この間、時間があることを利用して、当時購入したばかりのパソコンを見よう見まねで使いながらやったことは、建物を直すという仕事の意義と責任についてなど、私の中の思いの丈を書きつづったホームページの製作でした。
これが今の私の仕事との関わりというか、譲ることのない仕事への想いの原点となったことを、今ではとても懐かしく思い出します。

つづく
浜松店雨漏りコラム02

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