朝イチで横浜市・保土ヶ谷区へ
雨漏り物件の現調。
RC造6階建てタイル貼り外壁の建物で、2階の1室に雨漏りしている状況。
玄関・下駄箱上の天井から・・・
開放廊下から身を乗り出して、漏水箇所の延長線上にある外壁部分を見てみると、丸型ガラリまわりのシーリングが完全に剥離してしまっている。
下駄箱と背中合わせに隣室のバスルームなので、そのバスルームの換気扇とつながっているガラリだ。
ガラリまわりの隙間から侵入した雨水が蛇腹を伝ってきているようだ。
ほぼ間違いないだろう。
あと、打ち継ぎ目地のシーリングも少し問題ありかな・・・
午後から横浜市・泉区の雨漏り調査の現場へ。
先日実施した雨漏り調査で解明に至らず、今日はそのリベンジ。
まずは前回の反省をふまえ、手早く段取りを済ます。
時間が限られている現場なので1分1秒が大切になってくる。
段取りが済んだら、作戦会議。
ある程度メボシはついているので、あとは、どの箇所をどの程度の時間をかけて攻めるか?の確認。
前回の調査で、1系統だけは完全につぶしたので、
今回は残り2系統を徹底的に攻める予定。
まずは、第2系統から・・・
一番最初は、最も低い部分から散水テストを始める。
漏水箇所に最も近い部位ではあるが、建物の構造から考えて可能性は低いとみている。
30分ほど水をかけたが再現しない。まあ予想通り。
次は、それより1メートルほど上のサッシュ上端に散水。
ここも30分ほどかけたが再現なし。
ここまでも予想通り。
そして、いよいよ本丸。
最も怪しいと睨んでいる長尺板金屋根の唐草とけらばの入り隅部分。
2人ともココで水が出るだろうと確信してはいるものの、もし、ココで再現しなかったら・・・と思うと不安な気持ちになる。
が、その本丸に散水をはじめてから約15分後にビンゴ!
予想通り雨漏りを再現。
1階天井裏のH鋼部分から、ポタリポタリと落ちてくる。
ほっと一安心すると同時に、すぐに気持ちを切り替えて次の系統に向けての作戦会議。
素早く準備して次の系統に移動。
この第3系統では、いきなり最初から本丸を攻める。
この部位に関しては、水切りと外壁の取り合いが、水を飲み込む形状になってるので、ま、最初から狙い撃ちしても問題ないだろう、と判断。
で、コチラも散水テストをはじめてから約15分後にビンゴ!
これにて前回のリベンジは無事完了。
片付けをしつつ、頭の中で論理的に今回の雨漏りのメカニズムをまとめる。
ほぼ、解明したかな・・・・・・・・
無事リベンジを果たせたので、心地よい達成感に包まれつつ事務所へ帰る。
帰社後は、事務仕事に没頭。
やっぱり雨漏り原因を特定できた日は気持ちがいい。
元々寝付きはいいほうだけど、今日は特別にぐっすり眠れそうだな。(笑)