先日都内にてNPO法人雨漏り診断士協会主催のスキルアップセミナーに参加させて頂きました。
細かい内容につきましてはここでは割愛させて頂きますが、雨漏りは複数の浸入口と浸出口、雨量、風向き等が複雑に絡み合い決して 単純なものではない場合があるということをお客様にご理解頂くと同時に、我々診断士もそれを図式化し共通理解を図ろうというものでした。
大変勉強になり、今後の雨漏り案件をより良く取り組んでいくための参考になりました。
その後地元仙台に戻りましたら先日の集中豪雨です。
仙台はそれほど集中豪雨は多くは無い地域なのですが記憶に残る位の大雨でした。
且つ今回は長雨でほとんど2週間位降り続いていたかと思われます。
雨が止んだ翌週、雨漏りのお問い合わせが殺到致しました。
何件か調査をさせて頂き、お客様とお話しさせて頂いた中で今回は共通点がございました。
それは「前々から雨漏りがあるのは分かってはいた が大した影響が無い為ほおっておくか自分で応急処置をした」というものでした。
先程も申し上げました通り雨漏りは色々な要因が複雑に絡み合い決して単純なものではございません。
雨水が家屋に浸入しているにも関わらず、例えば屋根裏で止まっている状態でも、それは具象化されていないだけでそれも「雨漏り」なのです。
建物を人体に例えますと雨漏りは「病気」であり、それは自然治癒することはございません。
雨漏りは建物の老朽化を促すだけでなく、今回のような集中豪雨が起きた際には家財道具、電化製品等にも影響を及ぼす恐れがございます。
また必ず集中豪雨はやって参ります。
皆様の大切な財産をお守りする為 にも小さな兆候でも見つけられましたらお早目の「治療」をお勧め致します。