写真1
上の写真はエアコン室内機の下から雨水浸出している写真です。室内機の上にはまったくシミがありません。
写真2
そして屋上に上がって室外機からの冷媒管取り回しを見てみると、アルミ笠木の上にある冷媒管と配線をカバーする保温材とエアコンテープが切れています。この状態で雨が降ると冷媒管や配線を伝って保温材の中に雨水が入ります。冷媒管や配線は写真1のエアコン室内機につながっていますので最終的に室内に漏水することとなってしまいます。
厳密に言うと壁に添っているプラスチックカバー(中身の冷媒管の取り回し)の取り回しも難ありなのですが…
こういったエアコンの配管取り回しは屋上の保温材やエアコンテープが経年劣化すると即雨漏りとなってしまいます。
新築時からのエアコンというお話しだったので取り付けた方は年月がたつと雨漏りの原因となってしまうという認識がなかったのかもしれません。
写真3
この写真は別の現場写真なのですが、エアコンテープやジャバラではなく、下におりていく冷媒管に対してはこのような板金カバーを設置するなどの恒久的な対策が必要と思います。
こういった対策は保温材とエアコンテープで納めるやり方とは大きなコストの差になりますが、5年、10年後を考えた場合、『雨漏りの発生というリスクが無くなりますよ』という説明をすればけっして高いコストとは思わないのですが…
こういった冷媒管からの雨漏りを見るたびに想うことです。