私たち雨漏り診断士はほぼ毎日、「雨漏り」というキーワードに触れて業務を行なっております。
その中で、木造住宅における雨漏りの怖さを思い知らされる現場も数多く経験しております。
例えば
桟葺き(瓦棒屋根)をはがしたところなのですが、下地の垂木やその垂木を支える木材が無くなってしまっています。
梁と柱の結合部が無くなってしまっています。
柱が無くなっています。
こういったように一旦雨漏りが発生してしまい、時間が経過してしまうと柱や梁、桁などの構造体まで傷みが広がってしまいます。
そしてその傷みを加速させるのがシロアリです。
おおむねヤマトシロアリの被害が多いですが、このヤマトシロアリ、濡れている木をエサとしていますので雨水浸入位置まで場合によっては食べてしまいます。
シロアリの被害は土台だけと思われますが、私の経験では2階でも3階でも屋根裏でも濡れている木材があればそこまであがっていきます。
雨漏りはそれだけでも木造住宅の構造体にダメージを与えますが、それを加速させるシロアリ、またそのシロアリを補食する黒アリがより大きなダメージを与えてしまいます。
室内の壁紙(クロス)にシミがある。
外壁のヒビから茶色いシミが出ている。
そんな症状が雨漏りのサインとなる場合もあります。
あれ、おかしいな?と思ったらお気軽にお問い合わせください。