春になって雨の降りやすい季節となってくると、急に雨漏りのご相談が増えてきます。
まずはお伺いさせていただき、お客様からのヒヤリングなどを行ないます。
室内での雨水浸出位置を確認し、雨水浸入位置を想定しながら建物を確認していきます。
その時に活躍するのがこれです。
写真1
棒状の部分が伸縮する鏡ですね。点検ミラー、点検境などともいいます。そのほか、手鏡も使用したりします。
写真1はバルコニーのサッシ下を確認していますが、もちろんサッシ上も確認できます。
足場が無くては確認できない外壁のサッシ上、下などもこれがあると確認できます。
写真2
こうしてみるとこのサッシはFRP防水を施工する前に取り付けられたのが分かります。
そしてサッシ角の部分、FRP防水の不具合が分りますね。
もちろん、ここが雨水浸入位置と単純に断定はできませんが、こうして目視で確認できるのは非常に大きいです。
また、施工の時もこうした鏡を使うと施工ミスが無くなりますよね。見えにくい、狭い部分だからしっかりと施工しないといけません。
雨漏り調査だけに限らず、直接目視できない部位の施工にも役立つ鏡、非常に助かってます。
サーモグラフィーや水分計など高価な機器もありますが、こういったアナログ製品が雨漏りの真相を究明してくれます。