外壁部分に点検口まで取りつける事になりました。
散水箇所もかれこれ10箇所を超えたでしょうか。
最初の見立てが甘かったのか、なかなか手ごわい相手です。
下階の天井に雨漏りが発生しているのですが、そもそも長い時間が経過しないと気づかないという雨漏り事例でしたので、散水調査の時は天井部分からの再現を待つよりは天井裏で早期に確認するという体制で臨みました。
しかし、その天井面に点検口を取りつけるほどの面積はありませんでしたので、小さいダウンライトを取り外してデジカメで随時写真を撮影しながら再現の確認を行いました。すでに内視鏡カメラの類は雨漏りの調査には不向きであることが判明しておりますので今回は小さめのデジカメを準備して調査に挑みました。
しかし、この穴がちょっと小さかった。
カメラだけなら入るし、片手だけなら何とか入るのですが、カメラを持ったままでは入れられないというくらいの穴の大きさなのです。それでも何とか天井裏にやっとこさ手をいれてシャッターを押すのですが、方向がうまく合ってなかったり、暗いためかピントが合っていなかったりで撮影枚数はかなりの枚数になりました。
しかも、撮影の度に画像をいちいち確認しなくてはならないので、そのためのカメラの出し入れが(大きな声では言えませんが)また面倒なのです。
更にストロボを多用したせいか途中で電池は切れるはで何かと大変な調査になりました。とは言え、その内、コツもつかめてきた頃にキラリと光るものがモニターで確認されました。再現され始めたようです。その後は周辺の鉄骨まで濡れて来たので再現は成功という事になり一件落着と相成りました。
夕方には右手が傷だらけになっていましたが、それでもデジカメがあって本当に良かったと思わずにはいられないある日の雨漏り調査でした。
この次は、カメラ部分とモニター部分が分かれるやつを購入しようと強く心に誓った事は言うまでもありません。