幅木の立上りの無いサッシ
3階建ての鉄骨造の建物での雨漏りです。
2階の天井より雨水が浸出しており、青ライン状に浸出しています。
上の階を確認すると、ルーフバルコニーになっています。
室内の青ラインは、ルーフバルコニー上では赤ラインの位置になります。
更にサッシの下を確認すると、立上りが全くない状態です。
サッシ下枠と床の取合い部のシーリング材が切れてしまえば雨水は建物内に浸入してしまいます。
本来であれば、下図のように立上りが無ければなりません。
新築時にどのような意図で、この様な形にしたのかはわかりませんがこの部位は弱点になりやすい部位になっています。
床とサッシ下枠の入隅部にシーリングを充填し、防水を行う際に入隅部にはメッシュを入れ厚みを確保しています。
根本的な解決ではない為に、定期的なメンテナンスは必要になってきます。