築1年が経過したお客様から雨漏りのご相談を頂きました。
築1年ですから、当然家を建てた工務店さんが対応してくれますが、本当にこの修繕方法で大丈夫なのか?本当に止まっているのか?等雨漏りが起きてしまうとオーナー様の心配は尽きないかと思います。
今回雨漏り110番松戸店にご相談されたオーナー様は雨漏りが起きた後、工務店に言えばきちんと対応してはくれますが本当の原因が何かを調査することは出来ますか?と言うことでご連絡いただきました
建てた工務店さんが対応していますので、調査をしても原因箇所に手を施されてしまっていたら雨漏りの再現が出来ない場合もあることを、ご理解して頂いたうえで今回は雨漏りの再現調査を行うことになりました。
下図のステンレス製の手摺の取付方法ですが、天端からビスを取り付けています。
雨漏りがしたということで、建てた工務店がビス部分にシーリングをしています。
(雨漏りがする前は、このビス部分にシーリングはしていなかったそうです。)
確かにこのシーリングをしてからは雨漏りはしなくなったと言うことでしたが、この補修方法で本当にいいのか?本当にこの部分だけが雨漏りの原因なのか?とオーナー様の疑問は尽きません。
雨漏りがしたときは、ビスを塞いであるシーリングはしてなかった為、一旦、ビスのシーリングを取ってから雨漏り再現調査をしてみると
階下の天井裏で雨漏りの具象が確認できました。
新築時にステンレス製の手摺を取り付けるときに、下図のように側面からビスで止めておけば、この様な雨漏りは発生しなかった可能性が大きいです。
オーナー様には、一般的な考え方の補修方法としてステンレス製の手摺を一時取り外し、天端に開いてしまったビス穴を塞ぎ天端から立上り部まで防水を再度施工して、ステンレス製の手摺を取り付ける。
その取付時には、天端からビスを留めるのではなく、側面からビスで止めるようにし、ビス頭をシーリングで塞ぐような工事を行えば、雨漏りのリスクは軽減される旨の報告書を作成して、お話をさせて頂きました。
雨漏り再現調査で、他からは漏ってこないことを確認しましたのでオーナー様にも安心して頂きました。
築1年で雨漏りがすれば、建てた工務店の相談すると思いますが、雨漏りの調査をご希望なさる時は、出来るだけ雨が漏った時の状態を保っておいて頂きたいです。
原因箇所に散水をしても、その箇所に手を加えられてしまっていては再現が出来ない場合もあります。
今回のように天端からビスを打って止めるのは、雨漏りの原因になりやすい箇所の一つです。
雨漏りのご相談は【雨漏り110番】へ、お気軽にお尋ねください。