ただ防水をすれば雨漏りが止まるわけではありません。
雨漏りがしていて屋上などを防水する際に、排水口部分のドレン部に改修用ドレンを取り付けることが有ります。
改修用ドレンとは
上図の様な四角い部分が鉛製で、ジャバラの部分がホースになっております。排水口に差し込んだ時に、下図のように縦の配管に雨水が流れる様にジャバラのホースが下向きになるように奥まで差し込みます。
ジャバラのホースの先が下向きになるまで差し込まず、水平部の途中までだった場合大雨時など雨量が多く、排水口から排水される量より多く供給された場合はドレン部に雨水が溜まります。
するとジャバラのホースが水平部までしか挿入されていないと、ホースの先端から雨水が逆流してしまい、防水層の裏に水が溜まることが起きる可能性が出てきます。
そのようなリスクを回避するためにも、ジャバラのホースの先端は管の中で下向きにしておきます。
上の写真のように、屋上の排水部から管が横に伸びていて、搭屋の排水部から出ている縦管にジョイントされている場合でも、先ほど述べたように、縦管に対して先端が下向きになるように差し込んでいかなければなりません。
その時は、特注でホースの長い物を用意し
色々と工夫をして差し込みます。
手間はかかりますが、工事が終わった後の雨漏りのリスクは減ります。
雨漏りはこのような手間が掛かる作業の積み重ねで修繕していきますのでどうしても価格競争ではなく、適正価格で受注させていただきしっかりとした工事を行わないとなりません。
何に価値を感じるのか？、金額の安さに価値を感じる方もいらっしゃいます、ただ、雨漏りは安物買いの銭失いでは困ります。
建物の資産価値を下げない為のにも、しっかりとした工事で建物を守っていきたいですね。
