結露ネタの連投です。
天井から雨漏りするとのことで駆けつけました。
2階建木造アパートの2階の部屋です。
洗面所の天井に漏水跡があります。
隣の浴室の天井点検口から天井裏へ。
屋根からは雨漏りしてません。キッチンのレンジフードに接続されたダクトホースの継ぎ手から漏水しているようです。
結論は、調理した際にでた蒸気がうまく排気されず、勾配の不具合もあり、なおかつ継ぎ手が完全ではなかったための漏水現象です。冬季でなければそれほど問題はないかもしれませんが、天井裏は部屋の断熱ラインより上にあるため、ほぼ外気温に近くなります。低温環境で、ホースの中を温かい蒸気が走れば結露は容易に発現します。
聞けば、煮込み料理等を頻繁に行うライフスタイルのようでしたから、天井裏を調査する前にある程度予測はついたのです。
継ぎ手を補修した上で、グラスウールで包み、温度差を解消します。
天井のプラスターボードを張り替えて、あとはビニールクロスを貼って完了です。
現調とヒアリングを丁寧に行うことによりスピーディーに問題解決が図れます。
雨漏りと言われたからと、先入観にとらわれるのはいけませんよ、というお話でした。