生き物に寿命があるように、物には全て耐用年数があります。
「雨風を凌ぐ」ことが第一目的の建物の外皮(屋根・外壁)には、長期にわたる耐久性が求められるのは当然のことです。
建物の設計者、施工者、管理者はそれを念頭に置いて仕事をする。それがまるで為されていない。
今回は、そんなお話です。
「防水が傷んでるようなので診てほしい」との要請で、
写真の通り、防水層が無くなってます。新築当時から施工されていた、ウレタン塗膜防水密着工法です。
辛うじて残存している防水層も、浮きや脹れのオンパレード。
塗膜自体の硬化不良も散見されます。(
新築時から、健全な防水層ではなかったようです。恐らく、
下地の状態に、防水層の性能は非常に大きく影響されます。いや、
更にこちらの場合は残存塗膜も絶対的な厚みが不足しています。
当時の施工環境(厳寒期か?)や予算、工期等、
でも、施工業者と監督員双方が結果責任を認識すれば、
事務長さんは、「建ててから10年も経ちますから、
さて、当社なりに、