私が塗装をした後は雨漏りが止まる・・・
「止まると言う事は、元々の塗装が悪いのではないかと?」・・・ハチャメチャな持論
いや、そうではない!!・・・と、その場では必死に弁明をして帰ってきましたが
帰ってきてから思い出すほどにハチャメチャな持論を展開した現場管理に怒りが込み上げてきて抑えきれない感情に数日間、夜も眠れない思いでした。
明日にでもA社の事務所に行って取引を断ってしまおうと考えたぐらいです。
ですが・・・当時の6割近い売り上げを叩きだす得意先の仕事を断れば間違いなく致命傷になります。
怒りを抑え冷静に考え抜いた結果、根本的な雨漏りの原因を自分で調べる・・・
そのうえで改善策と自分の責任で無い事をA社に証明するという結論でした。
当時、雨漏りに特化した書物もインターネットーも一般的には普及しておらず軒や庇の重要性や今までのサッシ廻りの雨仕舞では不十分であり不具合があるという結論に達するには大変な根気と作業だった記憶があります。
なんとか根本的な原因を突き止めてA社の社長に伝え、この騒動は収まるわけですが
当時の私が出した結論は・・・
2度と雨漏りには関わらない・・・
絶対に絶対に~~雨漏りには関わらない!!(笑
本当に、こりごりです。・・・雨仕舞を回りの職人さんに聞いても余り理解していないし
学生時分の建築科をつてに建築士に話を聞いても、やはり解らないと言うか・・・
根本的に興味が無いようでした。というより・・・今考えると建てる事はプロでも雨仕舞のプロではない事に私自身が気が付かなかったわけです。
まぁ、私の思いとしては関わる気は無いのですが・・・
根本的な結論を導き出したA社も雨漏りがあると私に連絡があり色んなパターンの雨漏りに関わっていくわけです。・・・そう、私の意志がどうあれ・・・望むと望まないにかかわらず・・・(苦笑
なんだかんだと10年以上、雨漏りの原因と修理を繰り返し過ごすわけですが・・・
そんな時に「雨漏りの講習会が東京にあるので行ってみませんか?」と仲の良い防水屋さんが誘ってくれたのが雨漏り診断士協会のスキルアップセミナーでした。
関わりたく無い雨漏りですが・・・
ほんの少しだけ知識を入れておくのも良いかと気が向いたのです・・・ほんの少しだけ
つづく