塗装で雨漏りを止めたいと、お問い合わせが時々ですが入ります。
お客様も、なんとなくは解っているようで・・・「少し無理があるのかな」と思いながら、確かめるかの様に私の所に問い合わせが来るのだと思います。
去年12年間の間、防水工事と外壁の塗装を繰り返したが、雨漏りが止まらない事で私に、ご相談がありました。
ヒアリングをすると、1度も雨漏りの原因になる箇所を業者が特定する事はなかったようです。
もちろん、一般の方が手順として場所の特定が必要な事を知る由もありません。
もしかしたら・・・請け負う業者も知らないかもしれませんね。・・・
また、初めて雨漏りを経験する方は、金額で業者を選びがちですが・・・
大事な事は正しい知識があり、明確な調査・修理の理論を持っているか確認する必要があります。
運よく雨漏りが止まれば良いのですが・・・、2度3度の工事を重ねても雨漏りが止まらなければ結果的に、大きな対価を払う事になるので、まずは、金額よりも相手の話に信頼をおけるかどうかを基準に業者選びをする方が失敗は少ないと思います。
まぁ、とはいっても・・・お客様の立ち位置から、判断するのは難しい所かもしれません。
さて今回、散水調査を実施して雨漏りを再現して浸入口を確認しました。
見事に水が回っています。
ですが・・・ここまでの具象が現れながら12年間、何度も防水と塗装を繰り返したお家です。
表面的な壁の状態の写真ですが、なんら問題はありません。
ですが・・・浮きの見られた塗料を剥がしてみると・・・
壁と塗料の間を水が回ってシミが浮かんでいる様子がうかがえます。
表層を何度、塗装をしても、侵入口を確認して問題のある個所を適切な処理をしなければ、雨漏りが塗装で止まらない証拠写真のようなものです。
雨漏りがおきたら、まずは専門家に見てもらいましょう。(^^)