こんにちは、(有)志村建装 代表の志村です。
前回に引続き、皆さまにご紹介致します施工事例は、
台東区にある「6階建てテナントビル」の鉄部塗替え及び階段防水工事でございます。
後編では、階段ウレタン部分の施工と、鉄骨階段の塗替工事仕上げの模様をご紹介致します。
ウレタン脆弱部除去
冬期に現場調査を行った場合、見過ごしてしまいがちなのが、ウレタン塗膜の「膨れ」です。夏の特定の時期だけ、または、盛夏の日中だけ「膨れ」現象が出るという事例も沢山ございます。
今回も、暖冬だったとはいえ、冬真っ只中の工事でございますので、細心の注意を払って脆弱部を発見しなくてはならないわけです。
表面の状態から感触から経験を踏まえての除去作業が重要です。
施工完了後のウレタン塗膜の耐久性に関わっているわけですから。
工期もそれ程長くはないので、「集中力と時間と根気との闘いだった、、、。」ようですね。(当社スタッフ談)
予想以上に塗膜が浮いていたようです。
まず、切付部に、シーリング処理をしていきます。角は、丁寧に防水処理をしてあげる必要があります。
次に、ガタガタになってしまった下地を、下地調整材で平滑にならして行きます。ついでに、踊場の水溜まりも軽減するよう、勾配を調整して行きます!
キレイになりました!
では、早速、ウレタンを撒きます!
最後に、ウレタン保護材を塗って防水工事は完了です!
一方、鉄部塗替工事の方は、どうなっているか見てみましょう。
塗替え作業と防水作業は、同一箇所で同時に施すことが困難なので、お互い
のタイミングを見計らいながら、時間の無駄なく作業を進めて行きます。
ウレタン防水工事が完了した箇所から、塗装の仕上げをしていきます。
今回、施工させていただいた建物は、共用部の通行を止めることが不可能で、
1週間に1日しか防水工事を進めることが出来ませんでした。
箇所ごとに、塗装と防水工事の段取りを組み合わせて作業をしており、
このような手順で、工事を進めております。
ここまでの工程が完了した箇所から、
パネルと階段の隙間を塗っていきます。
手の平も入らない程の細い隙間ですので、
柄付きのミラーと細いローラーを使って、丁寧に塗っていきます。
ザ・集中力です!!!
本来ならば、この作業を最後の工程にすることはないのですが、
ウレタン工事が週に1日しか進められないので、、、。
工事をしていると、思いがけない状況というのは、結構な頻度で訪れてくれますね。(笑)
その点も、リフォーム工事の面白い所だと、当社スタッフたちは、燃えております!!!
ちなみに、施工中の建物外観は、こんな感じでした。
そして、ついに工事完了でございます。
いかがでしたでしょうか?
読者の皆様、最後までお付き合いいただきまして、誠に有難うございました。
また来月お会いしましょう。
有限会社 志村建装 代表取締役 志村徳彦