現場調査に伺った際の室内天井の様子です。下は、赤外線写真です。
濃い紫色の所が、雨水により温度が低くなっている場所です。
天井が、今にも落ちてきそうな様子です。
天井を開口して、屋根裏もチェックしてみます。
雨水浸入の形成が、あちらこちらに見受けられます。
屋根は、どのようになっているのでしょうか?
このように、雨や風の通り道が、点在しておりました。
それでは、既存の屋根材を撤去して、葺き替え開始です!
端末や、壁との取り合いに施す雨仕舞もしっかりと行いました。
これで、安心ですね!
放置する時間が長引くほど、木部の腐食・カビや害虫の大量発生等、2次被害3次被害の要因を増やすばかりです。
お早目の対策をおススメ致します!
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
今月は、現在進行中の工事現場で撮影した4枚の写真をご紹介したいと思います。屋上周りの建物の外観です。
RC4F建てタイル貼の建物です。今回が初めての改修工事とのことで、屋上立上りはアスファルト防水、床は保護モルタルになっておりました。竣工から25年余の時間が経っており、立上りのアスファルトシート継目の接着部(コーチング)に、多数の亀裂が入っておりました。
今回の工事では、立上りの既存シートを撤去した後、ウレタン塗膜防水工事を施工させていただきます。
それでは、既存アスファルトシート撤去中に撮影した写真をご覧ください。
この写真を撮影した後、シートを2m程撤去して流れ出た雨水は、約500ml程ありました。現在、室内への雨水浸出には至っていないようですが、アスファルトシートの中が、常時水溜まりになっていることは、建物にとって負担の大きいことです。
次に、屋上に設置されているフェンスの写真をご覧ください。
この写真は、予定外に撮影された写真ですが、当社スタッフが、フェンスから外をのぞきこむのに、足をかけた途端、ボタボタと雨水が溢れ出した様子です。
こんなにたくさんの雨水が、フェンスの中に溜まっていたのです。実は、このようなケース、稀ではないのです。
こちらの屋上では、防水工事の前に、フェンスの水抜き穴を新設致しました。
どこからともなく浸入してくる雨水。ただ止めるだけではなく、逃がすことも考えていかなければ、上手なお付き合いは成立しないのです。ぜひ早期対策を!
]]>今回ご紹介致します施工事例は、タイル面の防水施工事例です。
写真のタイル面の防水工事です。
こちらの建物は、大通りに面しており、道路拡張計画があるということで、RC造なのですが、道路に面している部分は鉄骨造になっております。
鉄骨部分が、今回の施工箇所です。
外壁は、タイル貼りになっています。
風向きにより雨漏りがするということで、当社にお問い合わせをいただきました。
調査の結果、タイル面からの雨漏りが確認出来ました。
また、既存のクリアー塗装がされてはおりましたが、鉄骨造りにタイル貼りの外壁である上、建物内で大型クレーンを使用されているとのことで、振動・荷重など建築構造への負荷が一般家庭とは比較にならない程大きいことから、表面の防水力をしっかりと上げる方法をご提案させていただきました。
お客様とお話合いの結果、今回は「セブンS」を使用したタイル面の防水工事をさせていただくことになりました。
この「セブンS」という材料は、アクリルシリコン樹脂を主成分とする外壁用防水材です。高価な材料ではあるのですが、高耐久かつ透明なので、外壁のデザインの維持が可能です。また、防水性・耐久性のみならず酸やアルカリへの耐久性も高い材料です。道路沿いの建物で、汚れが気になる方におススメの材料です。
では、工事の様子を写真でご覧ください。
下塗り
中塗り
上塗り
タイルのクラックにもしっかりと充填します。
今回担当した職人が、こだわりを見せてくれたのが、透明な材料でもローラーの目は出る!
と、タイルが、一番美しく映えるよう、ローラーの毛を吟味して選定してくれたことでした。
こんな感じでサンプルをいくつか作成しておりました。
予想をはるかに超える美しい仕上がりになりました。
そして、施工完了です!
最後までお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
]]>このように、ちょうど塔屋の真下にあたる箇所の壁紙が、雨水によりふやけてしまっていました。
お客様のご事情により、工期があまりなかったので、塔屋の工事をメインにプランを立てお客様にご提案させていただきました。
また、屋上の落下防止フェンスは、かなり腐食が進んでおり危険であったため、平行作業として溶接及び塗替え・雨水滞留防止処置を行いました。
では、塔屋の工事の様子です。
こちらが、塔屋の上部の様子です。
以前、雨漏りが生じた際、鉄骨を組み波板で屋根を取付けたようですね。
鉄部の腐食が激しくこのままでは危険です。
骨組みである鉄部の補強と波板の張替えをします。
塔屋の天端の状態もかなり悪いので、ウレタン塗膜で保護してあげましょう。
鉄部の塗替えもして、随分、骨組みが元気になったようです。
では、波板を取付けます。
完成です!
屋上の鉄部の補強・塗替え工事の様子も見てみましょう。
今にも倒れてしまいそうだったフェンスがすっかり息を吹きかえしたようです。これで安心ですね。
屋上の既存塗膜もかなり劣化してはいたのですが、今回は雨水侵入経路となる可能性のある箇所のみ部分補修をして、トップコートの塗替えをさせていただきました。
施工完了です!
工期内に無事終わりました!
最後までご覧いただきまして誠に有り難うございました。
また来月、お会いしましょう!!!
FRP製のゴルフボールのモニュメント看板です。
ボール部が、真白で、3方向道路を線路に挟まれており、とても汚れが付きやすい環境です。ちなみに、頂上の状態は、以下のような状態でした。
こちらの看板の骨組は、鉄骨で、新設当初は機能していたと思われる「水抜き穴」と「内部気圧調整穴」が数か所設けられております。
次の写真をご覧ください。水抜き穴から出た雨水により錆汁がしっかりと付いてしまっています。
また、水抜き穴は、錆や砂埃によってほぼ塞がっておりました。
モニュメント内部は、プールのように水溜まりになっておりました。
なんと水深85.5センチでした!
今回、工夫が必要だった点は以下の通りでした。
・会社の看板
・真白=汚れが目立つ
・水抜き穴が機能していない
・内部に侵入した雨水の排出経路が整っていない。
これらの点について、当社がお客様にご提案したプランは、このようになりました。
・3方向道路と線路に挟まれた立地条件で、ボールの白さを保つため、光触媒でコーティングする。
・水抜き穴を新たに増設し、内部の劣化を抑えるため、雨水の停留部分に、防水処理を施す。
・現存の水抜き穴が、錆汁や砂埃で埋まり、機能していないので、新設した水抜き穴は、シリコン製の水抜き穴パイプで補強する。
こちらが、ティー部分の工事の様子です。
錆を削り
↓
水抜き穴を新設
↓
水抜き穴の補強
↓
ちなみに、ゴルフボール内部ではこんな風に作業しています。
続いて、水溜まりが出来てしまう箇所の防水処理を行います。
ウレタン防水材を塗布します。
防水完了です!
完了写真をご覧ください!
内部
塗替え完了です!
最後に光触媒でコーティングをして完了です!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
有限会社 志村建装 代表取締役 志村 徳彦
]]>ウレタン脆弱部除去
冬期に現場調査を行った場合、見過ごしてしまいがちなのが、ウレタン塗膜の「膨れ」です。夏の特定の時期だけ、または、盛夏の日中だけ「膨れ」現象が出るという事例も沢山ございます。
今回も、暖冬だったとはいえ、冬真っ只中の工事でございますので、細心の注意を払って脆弱部を発見しなくてはならないわけです。
表面の状態から感触から経験を踏まえての除去作業が重要です。
施工完了後のウレタン塗膜の耐久性に関わっているわけですから。
工期もそれ程長くはないので、「集中力と時間と根気との闘いだった、、、。」ようですね。(当社スタッフ談)
予想以上に塗膜が浮いていたようです。
まず、切付部に、シーリング処理をしていきます。角は、丁寧に防水処理をしてあげる必要があります。
次に、ガタガタになってしまった下地を、下地調整材で平滑にならして行きます。ついでに、踊場の水溜まりも軽減するよう、勾配を調整して行きます!
キレイになりました!
では、早速、ウレタンを撒きます!
最後に、ウレタン保護材を塗って防水工事は完了です!
一方、鉄部塗替工事の方は、どうなっているか見てみましょう。
塗替え作業と防水作業は、同一箇所で同時に施すことが困難なので、お互い
のタイミングを見計らいながら、時間の無駄なく作業を進めて行きます。
ウレタン防水工事が完了した箇所から、塗装の仕上げをしていきます。
今回、施工させていただいた建物は、共用部の通行を止めることが不可能で、
1週間に1日しか防水工事を進めることが出来ませんでした。
箇所ごとに、塗装と防水工事の段取りを組み合わせて作業をしており、
このような手順で、工事を進めております。
ここまでの工程が完了した箇所から、
パネルと階段の隙間を塗っていきます。
手の平も入らない程の細い隙間ですので、
柄付きのミラーと細いローラーを使って、丁寧に塗っていきます。
ザ・集中力です!!!
本来ならば、この作業を最後の工程にすることはないのですが、
ウレタン工事が週に1日しか進められないので、、、。
工事をしていると、思いがけない状況というのは、結構な頻度で訪れてくれますね。(笑)
その点も、リフォーム工事の面白い所だと、当社スタッフたちは、燃えております!!!
ちなみに、施工中の建物外観は、こんな感じでした。
そして、ついに工事完了でございます。
いかがでしたでしょうか?
読者の皆様、最後までお付き合いいただきまして、誠に有難うございました。
また来月お会いしましょう。
有限会社 志村建装 代表取締役 志村徳彦
]]>
今回も、前編・後編に分けて、じっくりと事例紹介を進めて参ります。
建物の全景写真をご覧ください。
道路の真横が、屋上まで続く鉄骨階段になってます。
また、階段の踏面(ふみづら)と踊場・エレベーター前ホールの床はウレタン防水材がかかっております。
屋上にも鉄骨階段・タラップ・鉄扉などがございます。こちらも塗替えます。
施工前の状況
今回の施工プラン
テナントビルで、人の通行が多い上、工事着工が年末であったため、施工の段取り次第では、年明けに食い込んでしまう可能性もありました。
当社の担当スタッフたちにとって、「年内に終わらせて新年を迎えて欲しい。」という思いと「妥協はしない」という信念の挟間で、悩みながらやりきった現場だったようです。
それでは、工事の様子を見ていきましょう!
鉄部ケレン(錆を念入りに除去します。)
除去しきれない錆には、錆面浸透性プライマーをしっかりと塗り込みます。
実は、ここまで来れば、鉄部塗装工事の山は越えたも同然です!
錆のケレンで、その後の錆の進行具合や仕上がりの美しさはほぼ決まってしまいますからね!
錆止めと上塗りを塗っていきます。その際、切付部にはシーリング材で防水処理を施しておきます。
上塗りは、階段裏の写真でご覧ください。
ここからは、防水工事と並行して工事を進めて行きます!
その様子は、次回、後編にてご紹介したいと思います。
屋上の鉄骨階段・鉄扉・塔屋高架水槽架台の施工前・後の写真をご覧いただいて、本日のブログの結びとさせて頂きます。
最後まで、お付き合いいただきまして、誠に有難うございました。
また来月お会いしましょう!!!
]]>近年、ゲリラ豪雨や竜巻被害と言った異常気象に見舞われることが増えておりますね。皆さまも傘対策、お洗濯対策など試行錯誤されていることと思います。
当社にお問い合わせ下さる方の「お家トラブル」の傾向も、以前とは変わって来ているのを感じております。例えば、大雨が降った翌日の「雨漏れ」の問い合わせ件数のみに注目してみても違いは明らかです。
今回は、急に「雨漏れ」が始まってしまった事例をご紹介したいと思います。まずは、どのような造りの建物か写真をご覧ください。
オーナー様のこだわりが感じられる装いのお洒落な2階建て住宅です。今回、雨漏れしてしまった箇所が、こちらです。
この採光窓のフレームから部屋の中へぽたぽたと漏水していました。
では、窓のズームアップ写真をご覧ください。
こちらが、天端のシーリング部分です。
お客様から事情をお聞きしたところ、以下のような状況でした。
これらの事情を踏まえ、当社がお客様にご提案致しましたのは、
「採光窓の天端のみシールの打替え」です。現在、入居者様がいらっしゃること、お客様自身も最小限の工事を希望されていることを最優先に、一番疑いのある天端のみに的を絞らせていただきました。
垂直部分のシールも経年劣化がなかったわけではございません。あくまでも、天端以外はガラスの入れ替え時に一度メンテナンスされていること、メンテナンス済の箇所と天端のシール劣化の程度に差が有りすぎる点を踏まえての選択でした。
それでは、シール打替えの様子をご覧ください!
まず、この既存シールを撤去します!
既存シールを撤去する際、サッシの水抜き穴が砂埃で完全に塞がっていることに気づき、清掃したところ、雨水が中から溢れ出して来たそうです。すかさずカメラを構えてくれたようなのですが、光の反射でわかりづらかったので、こちらの写真でご覧いただきたいと思います。この水溜まりが、水抜き穴に溜まっていた雨水です。
ちなみに、こんな形状の水抜き穴です。サイズは、5mm×15mmです。
穴ひとつから出た水が、大体200mm×450mm四方です。結構な量でした。
それでは、シールを打ちましょう!!!
以上で施工完了です!!!
高さのある採光窓の天端ということで、脚立足場を設置しての作業になりましたが、キレイに仕上がりました!当社スタッフも頑張ってくれました!
その後、雨は止まった様子でした、、、。
が、この後、思いがけないところからの雨水侵入経路が発覚してしまいました。
本来、雨が入るはずのない箇所からの雨水の侵入です。
翌日、現場確認に伺ってみたところ、本来、雨が入るはずのない箇所からの漏水の可能性が出てきました。
これが、雨漏れの恐ろしいところです。ここからは、建物との知恵比べですね。
私共が施工した箇所からの漏水の可能性も疑いつつ、散水検査を行います。
こちらが、散水検査の様子です。
散水検査は、状況次第で、2時間以上かかってしまう事もあるので、お客様にご協力いただきました。
まず、今回の施工箇所にたっぷりと散水をします。
シールを撤去してから打替えをしているので、施工ミスがあれば、そこから漏水してしまいます。
しっかりと散水した後、天端からの漏水がないことを確認致しました。
次に、天端以外を箇所ごとに散水していきます。
私共の見解で、可能性が高いと考えられる箇所から確認していきます。
前日の風向きから考えて、以前取り替えたサッシ廻りのシールからの漏水が疑われたので、漏水の状態から見て、30分以上散水しても入らないようであれば、今回の漏水原因とは考えにくいので、別の箇所を調べます。
残された箇所で、疑わしいのが、サッシフレームの水抜き穴です。本来、水が入るはずの場所なのですが、規格外オーダーメイドサッシということで、構造上の不具合がある可能性も考えられたため、前日の風向きと同じ方角から散水してみます。散水してから1分もしないうちに、ポタポタと雨漏れが始まりました。
つまり、以下のような現象が起きていると想定されます。
サッシ取替え工事の際、勾配が整っていなかった。
・時間経過による建物の歪み・地盤 等の影響により、水切り穴からの雨水侵入経路が出来た。
・砂埃で水切り穴が塞がったことにより、しばらくの間、雨が入らなかった。
・今回の工事で、水切り穴を清掃したことにより、雨がより入りやすくなった。
・漏水再発
建物の内側からサッシ廻りを調査させていただいたところ、サイズが大きいこと、水切り穴が砂埃で埋まって機能していなかったことにより、かなり結露がひどい状態になっておりました。
サッシのカバーを外し、構造を確認した所、いよいよ水切り穴からの漏水の可能性大になってまいりました。
次の写真をご覧下さい。
矢印の先、アングルの継目から水がじわじわと滲んで来ます。
ここが、雨水侵出箇所でした。
そこで、私共が考えた方法はと言いますと、「水切り穴に水切りをつける」方法です。
こちらが、オリジナル「水切り穴用水切り」です。
ちなみに、当社常務のオリジナルです。
早速、取付です!
他の可能性も消えたわけではないので、お客様のご協力のもと、再び散水検査です。
今回もじっくりと、様々な角度から散水していきます。
漏水なしです!!!
これで一安心ですね。
後日、雨が降った際、お客様に確認したところ、異常なしとのことでした。
今回の工事で、改めて考えさせられたのは、思い込みで漏水箇所を探してはいけないと言うことです。
そして、皆様に雨漏れの早期対策をお勧め致します。
一つの侵入経路が別の経路を呼び、どんどん複雑な状態になっていってしまいます。
そうなる前に、漏水箇所を見つけて、是非、是非、メンテナンスしてあげてください。
最後までお付き合い頂き誠に有難うございました。また来月も宜しくお願い致します。
有限会社 志村建装 代表取締役 志村 徳彦
]]>
施工前の天井裏を走る排水管の状態をご覧下さい。
庇の立上りがとても低く、排水ドレンも1箇所のみです。配管の大きな曲がりも気になります。(写真1・写真2)
実は、この立上りの真下が、漏水箇所なのです。
では、天井を開口します!
体が通る程度の穴を開け開口部から体を滑りこませて、天井裏の配管を撤去!
ドレンの口が顔を出しました。
続いて、庇の上から、既存ドレンの撤去です!
天井裏から見ると、こんな感じになっております。
これで、準備は整いました。
早速、撤去した配管を、直径50ミリから直径75ミリの管に付け替えましょう!
念には念を、大きな曲がりも解消します!
これで、不足分の排水量は、補えるようになりました。一安心ですね!
今回のケースでは、漏水箇所の真上に、漏水を招いていると予測出来る箇所がありました。
雨漏りは、とてもデリケートな現象なのです。ここで、少々、雨漏りのお勉強会をしたいと思います。「雨漏り」と、一言で表せるものではなく、大きく分けても、4パターンの現象があげられます。
例えば、雨漏りを生じさせている問題箇所を修理したら、別の雨漏りが進行してしまったなんていう事例もあるんです。
雨漏りって、本当にデリケートですね。
慎重に工事プランを立てていかないといけません!
では、本題に戻りましょう!
天井に開いた二つの穴をふさぎ、表面を整えて、「排水経路改善工事」は、施工完了です!
続きまして、バルコニーの通気緩衝法によるウレタン塗膜防水工事のご紹介を始めたいと思います。
施工前のバルコニーの状態をご覧下さい。
立上りの既存防水層は、FRPです。
立上りの入隅には、苔が大量に生えています。
また、コンクリートには、かなり大きなクラックが走っています。
このような状態は、要注意な状態です。
今回、当社がお客様にお勧め致しましたのは、ウレタン防水の「通気緩衝法」という工法です。
土間にクラックが目立っていることも踏まえてのプランです。
また、既存防水がウレタンではないので、縁切り材を塗布した後工事していきます。
ここで、「通気緩衝法」について、簡単に説明をさせていただきます。
「通気」「緩衝」法。読んで字のごとく、下地のコンクリートの水分(水蒸気)を逃がして、クラックなどの塗膜破断要因には、「通気緩衝シート」が、緩衝効果を発揮する工法です。
ウレタン防水塗膜は、下地の水分や、クラックの影響を大きく受けます。
下地の水分は、特に夏場、気温上昇が激しくなると、水蒸気となって空気中に逃げようとします。
ウレタン塗膜で蓋をされた状態では、水蒸気の逃げ場が無く、風船のように塗膜を膨らませる、「膨れ」現象を、招いてしまいます。
また、ウレタン塗膜を形成する以前に、クラックがあれば、塗膜の切れ易さも高まります。「通気緩衝法」は、これらの問題点を解消するための工程を踏んでいく工法です。
では、工事の様子をご覧いただきましょう!
土間のクラックが、ウレタン塗膜の強度をさげないよう、下地を調整!
土間を、ウレタン塗膜で覆ってしまう前に、下地の目地に、空気の通り道を作っています。
ここで、シートの登場です!
下地の水分が、ウレタン塗膜にいたずらをする前に、このシートの下から脱気装置へと逃がすとともに、下地の動きに対しての耐久性を高めてくれるのです。シートの下を通る水蒸気が、空気中へと逃げれるように、脱気装置も取り付けます。
このシート、ポリエステル不織布製のシートなのですが、とてもフカフカで、貼っていると、心地良いそうです。(当社スタッフ談。。。)
通気緩衝シートには、一定間隔で、穴が開いています。これは、シートを完全に下地に密着させず、点止めすることで、シートが程よく浮いている状態を作るためです。
穴が開いている部分だけ、下地と密着するわけです。
この工程を、「目止め」と、言います。言うなれば、通気緩衝法のメインイベントです!
「マット貼り」と「目止め」が、しっかりと、且つ美しく仕上がっていなければ、完成後の景観にも機能にも、多大なる悪影響を与えてしまいますからね。
ここまで来れば、一安心です。
あとは、ウレタンで塗膜を作って行きます。
最後は、ウレタン塗膜保護材で、汚れ・紫外線対策を施します!
ウレタン防水「通気緩衝法」による工事完了です!
庇もキレイになりました!
ドレンカバーも皿型からドーム型に変わりました!
お客様にお伺いしたところ、その後、雨漏りは、止まったとのことでした。
これで、一安心です。
皆さま、いかがでしたでしょうか?
前編・後編に渡り、長らくお付き合いを頂きまして、誠に有難うございました。
雨漏りや、リフォームの事でお悩み方が、多数、こちらのサイトをご覧になられていると思います。
施工事例や、工事プラン事例をご紹介させて戴くことで、微力ながら、皆様の疑問・不安軽減のお手伝いになりますよう願っております。
今回が初めての改修工事とのことでした。
さて皆さん、改修工事を17年間していない状況は、建物のメンテナンスをする時期として、
「早い・遅い」どちらだと思われますか?
外壁に施された塗膜の寿命は、どのくらいでしょう?
工事のパンフレットなどでは、基本的に「10~13年」と書かれていることが多いと思います。
この耐久年数は、あくまで目安で、実際は、「時間経過」だけでなく、「立地環境」・「材料の種類などその他の要因」の影響により前後致します。
同時期に建てられた建物でも、傷み具合の差が、予想以上に大きいこともあります。
近年、塗料の研究が飛躍的に進み、現在、15年以上の耐久を期待出来る材料が、以前より少々安価で手に入れることが出来るようになりました。
一方で、どんなに高級な耐久力のある塗料を塗ったところで、「下地」の状態が整っていなければ、耐久年数を維持するのは困難なのです。
当社スタッフには、「下地処理はしっかり丁寧に!」「より長く美しく!」という意識を強く持ってもらうよう日々声掛けを行っております。
なぜならば、この2点が、「耐久年数」や、お住まいのお客様の「住心地」に、大きく影響するからです。
立地環境にあった工事プランと材料の選別をしっかりとすることで、改修工事のサイクル目安が、「10~13年」→「15~20年」にすることが出来るのです!
それでは、今回の工事のご紹介です。
今回の建物は、外壁3面が、交通量の多い道路に、挟まれておりました。
この場合、立地環境から受ける影響は大きいですね。
さっそく、現場調査に伺った際の状況を見てみましょう!
「赤外線カメラ」の画像もご覧ください!(写真3・写真4)
現場調査時の状況
青紫に写っている箇所に、水の侵入形跡がはっきりと写っています。
恐らく、横からの侵入と予想されます。
さらに、雨漏りの経路を探って行く段階では、設計図と実際の建物の構造に大きな違いを発見しました。
実は、このようなケース、稀ではないのです。
図面上で、2箇所設置されるはずの配管が、1箇所にしか設けられておりませんでした。
「たかだか1箇所くらいで?」と、思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その1箇所があるかないかでは、大きな違いを生んでしまうのです。
この件も踏まえ、お客様に最適と思われる工事プランをご提案させて頂きました。
何とも有り難いことに、複数回に渡る工事内容説明の場を設けて頂いた上、
数社の見積もりの中から当社の工事プランを選んで戴くことが出来ました。
有難うございました。
そこで、今回の工事プランを、読者の皆様にご紹介したいと思います。
今回の工事プラン
今回の工事は、一般的な「塗替えフルコース」に加え、「天井裏の配管を付け替える」という内容のご提案となりました。
図面上、2箇所に分かれて流れるはずの排水が、1箇所に集中するということは、排水力不足の可能性があります。
加えて、漏水箇所の真上にある「庇」の立上りの高さもかなり低く、これらが漏水に関与している可能性は大きいと考えられます。(写真7)
そこで、配管を直径50ミリから直径75ミリにします。これで、この排水管1本の排水量は、約2倍になります。
また、天井裏の配管設置状態は下図の左、工事後の配管設置状態が右に示してあります。
天井裏で、大きく曲がっている箇所があります。(写真8)
このような配管の曲がりは、漏水問題を起こす可能性を多大に秘めております。
「念には念を!」天井裏を開口するのであれば、直線になるようつなげ直してしまいましょう!
それでは、工事の様子を見ていきましょう!
前編は、「外壁の塗替え」による防水工事のご紹介です。
外壁塗装工事
いかがでしょうか?建物全体が明るくなって、太陽の陽射しを浴びてキラキラしていますね。
塗装を担当した職人談ですが、「この瞬間が、塗装屋でよかった。」と、思う瞬間なのだそうです。(写真14)
今回の工事の流れを見て頂いても明瞭かと思いますが、外壁の塗替えにおいて、「ペンキを塗る作業」は、最後の最後、あっという間なのです。
実は、下地の準備や塗装後の仕上げ作業に要する時間の方がずっと長いのです。それだけ重要な工程とも言えます。
ここまでは、一般的な塗替え工事の「フルコース」を、ご紹介させて頂きました。
以上、「外壁塗り替え防水工事」施工例のご紹介でした!
次回、後編は、「配管の付替え」及び「バルコニーの防水工事」(通気緩衝法)の施工例をご紹介したいと思います。
最後までお付き合い頂き誠に有難うございました。
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