何ヶ所か雨漏りする箇所は有るそうなのですが今回は先ず一番酷い玄関前の雨漏りを治したいとの事でした。
天井版事態が水を吸いすぎて触ると湿っておりました。
いずれにしても交換が必要と思われましたので、了解を得て撤去に取り掛かりますと工具も使わずにずぐ取れました。
中の状態を見ますと屋上のパネルのジョイント部付近から数秒おきに水が落ちてきています。
この日以前に雨が降ったのは3日程前です。雨漏りの浸入口がこの真裏の屋上防水からだとするとここまで長時間出続けるのは不思議です。
つまりどこかに結構な量の水が溜まりそれが時間を掛けて落ちてきていると考えられます。
今回は屋上には上がれませんでしたが引き続き調査させて頂ければと思います。
]]>建物の共用部の廊下が雨ざらしで、且つひび割れも発生しており防水が全く効いていない状況です。
雨水が鉄骨まで浸入し錆が発生し裏側までまわってしまっています。またひどいところは穴まで開いてしまっている状況ですので、このまま浸食が広がりますと非常に危険な状況です。
室内に雨水が浸入してしまうなど、生活に直結する被害ですとすぐに対応される方は多いとは思います。しかしマンションやアパート等のこういった共用部位での劣化の補修は後回しにされてしまっているというケースは実際少なくありません。
こういったケースを放置しておきますと剥落や陥没、最悪の場合は倒壊につながる恐れさえございます。
人間の病気と一緒で建物も早期発見早期治療が一番です。
是非皆さまも建物の外部を一度点検していただき、不具合等が無いかご確認頂ければと思います。
ヒアリングの結果大雨の際にも雨漏りするのはかなり時間が経ってからとの事でしたので長時間の散水が必要な場合があることは覚悟しておりました。
結果その通りで、午前中いっぱい散水しても雨漏りの再現は出来ませんでした。
そこで水分計の出番です。
下の写真は散水調査前の数値です。
そしてこの写真が散水後の数値です。
明らかに違います。
因みに数値が50を超えるとエラーになりますのでその寸前の数値です。
念のため晴天が続いた後の1週間後にもう一度同箇所を測定しましたところ数値は落ち着いておりました。
先日もブログにてお話させて頂きましたが雨漏りは室内に浸出(具現化)して初めて雨漏りではございません。
建物内に浸入した時点で雨漏りなのです。
目に見えない雨漏りを発見するという意味でもとても効果的な道具だと改めて実感致しました。
]]>こちらの建物も床タイルを剥がしてみると写真の様に水がじわじわと浸出してきました。因みにその日前後は目立った雨は降っていませんでした。
正直申し上げまして地下からの漏水は例え浸出箇所を止めても、行き場を失った水が次にどこに回って行くのか全く想像できません。
ですので非常に困難なケースと言えます。
そこで今回はフロア内にさえ入ってこなければということで背面防水性のある材料を床全面に塗布させて頂くことになりました。
では背面防水とは…?
本来外からの雨水を建物内に浸入させないようにするのが通常の防水材です。
背面防水とは上記の様に地下等コンクリートからひび割れ等の原因により構造物内に一旦浸透してきてしまった水を室内に出さないための防水です。
本来我々雨漏り診断士は浸入口を治すことを前提にしておりますがこういったケースでは浸出口を補修するといった場合もございます。
無事施工完了です。
]]>建物は鉄骨造でALC版にタイルが直貼りされている建物です。
散水調査の結果外壁と基礎両方とも雨漏りの再現が出来た為、外壁にはクリアの防水塗装、基礎にはウレタン塗膜防水を施しました。
しかしながら外壁からサッシ付近に出る雨漏りは修繕出来たものの、基礎裏付近からの雨漏りは止まりませんでした。
しかも修繕前よりも 水の出方が増えてしまいました。
考えられる原因は2つあります。
そこで写真の様に水の流れ道になっているタイル目地部にシール処理を施した後、今後の為に念には念をいれて水切り金物を付けさせて頂くことで修繕に成功致しました。
今回のような部位からの浸入は私の経験上とても多いです。
フラットでなく縁が切れていても外壁をつたって一番水がささるのがこの部位です。
一見ちゃんと防水処理がされているような箇所でも長時間散水すると出てきたりするのもこの部位です。
雨漏り補修業者として特に念入りに施工するべき部位だとあらためて再確認致しました。
手前味噌で大変恐縮ですが先日雨漏り修理をしたお客様より御礼状と御礼のお品を頂戴いたしました。
工事も問題なく施工することができ、もちろんちゃんと報酬も頂いております。にも関わらずこのような御礼を頂き大変有難く、且つ恐縮しております。
私共雨漏り修理の仕事は、上手く雨漏りを止めれず四苦八苦して採算が合わなくなることも場合によってはございます。しかしながら雨漏りでお困りのお客様のお力になり、そして「ありがとう」と言って頂ける、それが次への活力になると感じました。
S様、有難うございます。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
話は変わりますが先日戸建て住宅の雨漏り調査にお伺いいたしました。
木造築30年で一階のサッシからの浸出です。
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雨漏りの状況を見てもほぼ原因はひび割れ若しくは屋根との取り合い部だと思われましたので散水試験ではなく、少額で済みますので先ずここを補修し様子を見ることをご提案致しました。
しかしよくよくお話をお伺いするとこちらの住宅、中古でまだ購入して3ヶ月経っていないとの事。
お客様に瑕疵担保責任(売主責任)についてご説明させていただき、まず不動産屋にご相談することをお勧め致しました。
お客様の中ではまだこの瑕疵担保責任についてご理解をしておられない方もいらっしゃいます。
下記のサイトが分かり易いので宜しければご参考になさって下さい。
https://www.sumai-info.com/book_shop/follow_up9.html
ここでサーモグラフィと水分計とはどんな物で雨漏り調査にどのように活用出来るかご説明したいと思います。
まずサーモグラフィですがこれは物体から出でくる赤外線を検知して温度データに変換してイメージ化(画像化)したものです。
元々は暗視カメラに活用していた技術で警察の犯罪捜査にも使われておりました。
こちらがどう雨漏り調査に使えるかと申しますと物体は水が付着すると温度が下がります。建材の目視で測れないレベルの雨水の侵入経路を温度変化により生じたサーモグラフィの色の差で検知する為です。また構造的に内部に浮きや剥離がある箇所も大まかにではありますが周りとの温度差により検知することが出来ます。
次に水分計ですがこれは高周波により材料による静電容量を測定しそれに対しての材質ごとの特性で水分率を算出するものであります。個体差はございますが弊社で使用している水分計は約5cm位までの測定が可能です。前述したサーモグラフィはあくまで表面の温度変化を 検知するものに対しこちらは内部の水分状況を把握することができます。
活用方法と致しましては散水試験をし目では見えない内部の雨水浸入経路を推測することが可能です。
しかしこれだけで雨漏りの原因が特定できる訳ではございません。
通常の調査(散水等)と併用することで初めて原因究明により精度をもたすことが可能になるということです。
これからもこういった調査に役立つ機器はどんどんと取り入れていきたいと考えております。
]]>そんな中、一次調査にお伺いしますとすぐにでも不具合箇所を発見し補修の見積を出してくれるとお思いの方が多数いらっしゃいます。散水調査の御見積りをご提示させて頂いてもその費用を補修に充てたいとお思いの方も沢山いらっしぃます。
もちろんお客様のお気持ちは重々理解しております。一日も早く雨漏りを止めたい、不具合を治したいということは承知しております。
しかし前回も申し上げさせて頂いた通り雨漏りは単純なものではないのです。
明らかに怪しい箇所があってもそこに絶対は無いのです。
我々雨漏り110番グループと致しましては、まず調査をし、雨漏りの原因を特定した上で的確なプランで補修に取り掛かれるよう取り組んでおります。ただやみくもに工事をするよりもこちらの方が効果的ですしお客様にとってご満足頂けると考えているからなのです。
「雨漏り修理一式○万円」
最近こうしたうたい文句をよく見ますが、よく現場も見ていないのにこういった発言が出来るのかと不思議でなりません。
「雨漏り修理に絶対は無い」
それは我々が雨漏り110番グループが雨漏りに対して真剣に取り組んでいるが故に、その難しさを理解した上での考えなのです。
しかし我々もプロとして結果を残し、お客様にご満足頂けるよう日々精進してまいります。
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理由は簡単、上に昇りドレン部を見るとこのように穴が空いておりました。
改修用ドレンを改造した物をドレン部に挿入しバイパスを作りました。
今回はご都合上応急的な処置でしたが無事修理完了致しました。
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