午前中、横浜市・都筑区の雨漏り物件にて打ち合わせ。
この物件、雨漏りの原因はほぼ特定しているのだが、問題は、現実的な解決策が提示出来ないこと・・・
この物件、雨漏りの原因はほぼ特定しているのだが、問題は、現実的な解決策が提示出来ないこと・・・
誤解を恐れずに言えば、どんな雨漏りでも、費用と時間さえ掛ければ必ず解決することは出来るワケで、極端な話をすれば、屋根(屋上)から外壁までを、全て完全防水で覆ってしまえば、1次防水の段階で全ての雨漏りをシャットアウト出来るという理屈になる。
方法の是非はともかくとして、それでも結果的には雨漏りを止めるという目的は達成される。
最大の問題は、それが現実的かどうか・・・
なおかつ根本的な解決になるかどうか、だ。
今回の場合は、雨漏りの原因は、ほぼ特定出来ているのだが、それを解決する対処方法として、大きく3つの選択肢があって、それぞれに、費用の面、施工の面で大きな問題があるのだ。
1)入居者様に一旦退去して頂き、根本的な処理をする。
2)漏水箇所に受け皿を設置してパイプを引いて排水してしまう。
3)外壁全面を防水塗装して1次防水で解決する工事
ま、もちろんこの3つ以外にもいろいろアイデアはあるのだが、大きく分ければ、この3つの方向性となる。
最終的にはお客様に選択して頂くしかない。
我々専門業者は、プロとしての見解を述べることまでしか出来ない。
で、とりあえず、今回は当社のプロとしての『腕』の部分を信じて頂き、確実に止めるというお約束までは出来ないけど、費用を抑えて『部分補修工事』で処置することになった。
方向性としては、1次防水で対応という選択となる。
現実的な妥協策、いや折衷案とでも言うべきか・・・
この場合、当社の経験と技術だけが成否のカギを握るコトになる。
お約束出来ることは『プロとしてベストを尽くす』というコトだけだ。
腕の見せ所ではあるが・・・