午後から大田区・池上の雨漏り現調へ。
2階和室の押入れ天井板から屋根裏に登れそうなので、デジカメと懐中電灯3つを持って屋根裏に入り込む。
天井板に足を踏み外さないよう気をつけながら、ゆっくりと奥まで入り込んでいく・・・
少し珍しい構造で、屋根組が、木造とCチャン(鉄骨)のコラボになっている。
築年数もかなり古いので、鉄骨がところどころ部分的にサビているのだが、野地板の釘からの漏水というよりも、むしろ結露という感じだろうか。
で、雨漏りのルートはほぼ特定。
屋根が切れている部分の唐草とけらばの入り隅の隙間から水を飲んでいるようだ。
おそらく、板金の処理が悪いか甘いのだろう。
処置そのものはさほど難しくないと思うが、屋根の上に太陽熱温水器を乗せてあるので、それとの絡みがどうかな?
ま、なんとかなると思うが・・・
雨漏りに本格的に取り組み始めて10年以上たつけど、本当に奥が深いと思う。
すごく簡単そうに思える物件も、そう簡単には解決しない。
逆に、すごく難しそうな物件が意外と簡単に解決したり・・・
何百という雨漏りを直してきたし、実際、雨漏りのことなら相当な自信があるけど、それでも、まだまだ勉強せねばならないコトが沢山あるのも現実。
そして、いい結果にしろ、悪い結果にしろ、必ず『答え』が出るのが、雨漏り補修というの仕事の面白いところだ。
最終的には『雨漏りを解決する』ことが出来るかどうか?これにつきる。
そして雨漏りを解決できた時の自分自身の喜びと、何より雨漏りで苦労されてきたお客様の笑顔は最高にうれしい。
だからこそ、そんなに儲からないし、いわゆる『おいしい仕事』ではないにもかかわらず、これからもこの仕事をやり続けたいと思うのだ。
一言で言えば『やりがい』ってコトなのだろうか・・
これからも地道にコツコツと頑張ります