横浜市泉区のお客様へ。
先日の雨漏り調査の結果をふまえご報告とご説明。
築4年で、まだ瑕疵担保期間ということもあり、いろんな意味でデリケートな問題をはらんでいて難しい。
法的な問題、建築業界の通例と慣習、一般社会の常識感覚、いろんな見方があり、それぞれに正しかったりする。
どこまでいっても『事実』そのものは一つしかないのだが、見方や立場によって、それぞれの『真実』が違う。
その違う部分を争っていても、いつまでたっても問題の解決にはならないし、お客様にとってプラスにならないどころか、マイナスにすらなる場合もある。
なので、まずは自分自身がぶれないためにも、最初で自分の立場を明確にしておく必要がある。
『もし自分がお客様の親友だったら、如何に考え、如何に行動するか』
今回は、このスタンスに徹してお話をさせて頂くことに決めた。
いつもなら、『もしこれが自分の建物だったら・・・』というスタンスで考え、ご提案するよう心がけているのだが、今回のような場合は、より冷静な思考が重要になってくるので、あえて一歩身を引いた立場に徹するほうがいいと考えた。
それがお客様にとって一番プラスになると思う。そして、法的な正しさを追求するよりも、現実的な解決のほうが価値が高い・・・
もちろん、ケースバイケースで、法的な正しさや道義的な正義を貫かねばならないコトもあるし、実際にそういう戦いに身を投じたことも一度や二度ではない。
しかし、現実社会においては『正しい妥協』も必要なのだ。
そして『正しい妥協』をするためには、予め『正しい成果(目的)』を知る必要がある。
ビジネスにとっての『正しい成果』とは、『お客様満足』つまり『お客様にとっての成果』に他ならない。
ビジネス上の難しい問題に直面したとき、常に『このお客様にとっての成果(価値)はなんだろう?』
と、考えることにしてる。
何故なら、それこそが自分自身の『ビジネスの成果』につながるから。
雨漏りで悩むお客様にとっての成果は『雨漏りを止めること』そして、今回のお客様にとって最も必要なのは、『自分の立場にたって考えてくれるプロのアドバイス』という話。
と、自分なりに解釈した。
今回のアドバイスが、お客様にとって解決への一歩となることを心から願っている。