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雨漏り110番 | 雨漏り診断士が確実に解決します » 覚悟なき者は去れ
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覚悟なき者は去れ

雨漏りという仕事に取り組む際に、最も大切なことは何か?
「NPO法人雨漏り診断士協会」の同志たちと、酒を酌み交わしながらよく話すことがある。

「技術」「知識」「経験」「感性・センス」「勘」などなど・・・
もちろん、それらの全てが、どれも大切なのは言うまでもないが、その沢山の大切な要素の中から、しいて何か一つを挙げるとしたら・・・という問いかけなのだ。

「誠意」・・・

うーん、確かにそれは大切な要素だ。
雨 漏りビジネスにたずさわっている業者の中には、困り果てているお客様の足元を見るようなアコギな商売をやってる輩も多い。不必要な屋根の葺き替えを強引に 勧めてみたり、外装全体の改修工事をしなければこの雨漏りは止まりませんよ、と嘘をついたり。そういう不誠実な(というより悪意の)商売は全く別モノとし ても、自社の仕事が薄い時や、喉から手が出るほど大きな仕事が欲しい時であっても、自制心をもって、常にお客様に必要不可欠なことしか提案しない。
そういうプロフェッショナルとしての「誠意」こそ市場に求められているのだ。

が、しかし、それは雨漏りビジネスに限った話ではない。
あらゆるビジネス、商売にとって「誠意」は大切な要素なのであり、ある意味、これからの時代には、ごく当り前の要素とも言える。

話を戻して・・・。
では、雨漏りに取り組む者にとって一番大切な要素は何か?

10年近く雨漏りビジネスにたずさわってきた私自身の経験から言うと、それは「覚悟」だと思う。
「覚悟」無き者は、絶対に雨漏りビジネスに参入すべきではない。

そ れはお客様にとって不幸なことなのはもちろん、何よりも本人にとって不幸な結末になることは間違いない。前述の「誠意」の話にもつながるけど、「覚悟」が 無いまま雨漏りビジネスに取り組んでしまうと、いざ自分の会社が苦しくなった局面で「自制心」がきかなくなり、お客様にとって不必要な工事を勧めてしまう ことになるだろう。自分にとって都合の良いへ理屈をこねまわして・・・・・

そして、どうしても雨漏りが止められない難しい現場にぶち当たったとき、「覚悟」が無い者は、尻尾を巻いて逃げるしかない。結果、信頼を失い、早晩会社を潰してしまうことになるだろう。

雨漏りは難しい。
雨漏りの原因を特定するのが難しいのはもちろんのこと、雨漏りを止める工事も、また難しい。仮に原因が特定した場合でも、それに対する補修工事が難航するケースもままある。1箇所の雨漏りに対して、複数の原因がある超レアなケースもある。
とにかく雨漏りは難しいのだ。

でも、何よりも難しいのは、その「難しい雨漏り」を、ビジネスとしてしっかりと成立させることだ。
これほど難しいコトはない。

雨漏り補修業者として10年近くやってきたけど、正直言って、マジメにやってたらあまり儲からない商売だ。(笑)
で、結果としてあまり儲かってない。(損もしてないけど)
苦労のワリには実入りの少ない商売・・・
だから「覚悟」のない業者は、自制心を失い「誠意」の無い商売へ陥っていくのだろう。
「とことんやり抜く覚悟」が無い者は、決してこのビジネスに参入しないほうがよい。

では、それなのに何故アナタはやっているの?と問われれば、答えは「楽しいから」としか言いようがない。
まず、「雨漏り」を推理するのが楽しい。
そして、その推理がズバリ的中した時、脳内にアドレナリンが駆け巡る。(笑)

さらに、無事に工事が完了して、お客様が心からの笑顔で喜び、我々業者に対して感謝してくださったとき、プロフェッショナルとして最高の自尊心で満たされるのだ。
ま、どこまで行っても「自己満足」の域を越えないのかもしれないけど。
ようするに「自分が大好き」ってコトかな?(笑)
けど、決してお金のためだけに生きてるワケじゃないし、(欲しい気持はあるけど・笑)

人は皆、幸せになるために生きているワケだから、自己満足も大いに結構、と思ってる。
その結果、まあ人並み程度の生活が送れるならそれでいい・・・・・・・・
そういう心持も、この仕事には必要な「覚悟」なのかもしれない。

なんだか、また「キレイごと」のオンパレードになっちゃったけど、「自分大好き人間」なんでお許しを。(笑)
結論・・・
雨漏りに取り組む者は「覚悟」を持って挑むべし。
今日の一言・・・「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
ぼちぼち浮かんでこれそうな今日この頃。

最後に、雨漏りにマジメに取り組む同志たちと飲む酒は最高に旨く、そして楽しい、ってコトも付け加えておこう。「NPO法人雨漏り診断士協会」は、マジメな業者さんの参加大歓迎です。