千葉市若葉区にて、雨漏り調査・修理をしております。千葉店の宮垣です。2015年7月18日に、千葉県四街道市にて、雨漏り散水調査を行い、その結果トップライトを取り除き、その廻りの瓦を葺き直す修理を行いました、施工状況をご報告いたします。
施工日、2015年9月1日、今回の雨漏りの原因は、トップライト廻り及び壁雨返し部の劣化により発生した為、複数にて、お見積書をご提出致しました。今回のご提案内容は
- トップライト廻りの瓦材を約1.5坪程度、一度剥がして、瓦桟一度取り外し、板金雨押えをシーリング、そして下葺を入れなおして、再度既設瓦材を葺きなおす内容。
- トップライトを取り除き、その取り除いた穴に、野地板を復旧して、その廻りの瓦、約1.5坪程度を下葺材、瓦桟事取り換え、取り外した瓦を葺き直す内容。
- トップライト廻りは元より、縁の良い、棟瓦まで漆喰とも取り直し、約5坪程度の下葺材・瓦桟の付け直し、既設瓦材を葺き直す内容です。
ご提案内容と金額を確認されて、戸惑いを感じておられましたが、再発の事を考えると、との事でご理解を頂き、ご提案2を選択されました。
その施工状況の写真です。今回の施工で、一番苦労したのは、壁際に取り付けて有る雨押さえ部材が、サイディングの下側に入らず、サイディングを張り付ける為に打ってある釘のみをカットして、新規雨押え板金を差し込む作業です。サイディングを一度剥がしてしまえば、簡単に取り付けが可能ですが、剥がさずに差し込む事により、予算的にもかなり違いが出る為、難儀しました。結果的に予定通り、差し込む事が出来、既設雨押さえとの横ジョイントもうまくいました。
瓦葺き替え工事の際、下葺材を葺き直す作業があるのですが、心がけている事は、下葺材に、雨水が流れ込んでも、スムーズに排水される突起部が細かく付いている、ゴム系の下葺材を使用する事です。こんな単純な事でも、ちょっとした、雨仕舞いを心がけるだけで、かなりの確率で雨漏りの再発が防げます。当たり前の事ですが、普通に完成仕上げていくのではなく、雨漏りを止める為に、施工作業をしている事を、施工を行う全員の職人が共通認識として、持つ様にしております。