複雑な形状の屋根は雨漏りがよく発生します!(千葉市若葉区編)
こんにちは!千葉市若葉区にて、雨漏り調査・修理をしております。千葉店の宮垣です。千葉市若葉区の当社事務所の近隣住宅にて、スレート瓦の雨漏り修理を行いました。その時の施工状況をご報告いたします。
施工日、2016年11月16日から4日の予定でスタートしましたが、作業がスムーズに進み2日間で完了致しました。
今回のお客様との出会いからお話ししますと、ご主人様が夕方散歩されているコースに、当社の事務所前を通る日があるそうで、その際に新たに取付した袖看板の文字に雨漏り修理と書いてあったのに気づき、思い切って事務所に来て頂いたのが最初の出会いです。
事務所でお客様から、雨漏りの状況をお聞きしたところ、築15年目入り、木造2×4住宅、屋根はスレート瓦、新築した住宅会社は倒産してしまったとの事。メンテナンスを何処に依頼したらいいのか困っていたそうです。
そんな5年前のある日、台風が千葉県に上陸。その時に、初めて2階のリビングの床に雨漏りを確認したそうです。その後も、台風の様な強い雨が降り注ぐ時に漏れていたそうで、同じ住宅地内にある近所のリフォーム屋さんに雨漏りの件を相談したところ、簡単に直るよとの事で依頼したそうですが、何か変な感じがして、依頼した時の金額10万円程度でしたが、何故か、洗浄もしないで屋根塗装をしたそうで、結果当初より4倍の請求をされたそうです。
一事が万事ですから、2~3か月で雨漏りが再発、電話したところ、意味不明な事言っていたそうです。お客様からしてもこの業者では直せないなと判断、バケツを置くなどして、5年近く我慢していたそうです。そんな時当社の看板が目に付き今回お世話になりました。
雨漏り散水試験調査の為の現場確認に伺い、屋根に上りびっくり!スレート屋根の重なりにシーリングがべっとり、この部分にシーリングをしてはいけないのは雨仕舞いの観点から基本中の基本、更にとても複雑な形状をした屋根でしたので、シーリングをした、しないの以前に、設計の段階から問題のある計画だった事がはっきり読み取れました。
今回の場合は、事前に散水調査を行っても、恐らく再現は不可能だろうと判断し、まず、このシーリングべっとりの状況を回避して葺き替えを行い、その施工中に、ただはがすのではなく雨漏りの原因を確認しながら判断した方がよいと思いその方向性でお客様にお伝えし了承を頂きました。そして、見積書を作成提出、ご説明後契約、施工日程調整、11月16日からスタートしました。
1.シーリングべったり状況
2.既設スレート瓦解体工事スタート
3.既設ルーフィングシートはがし
4.野地板はがし雨漏りの経路確認(大切な確認作業)
5.捨て板金・谷の形状の打ち合わせ・加工・取付(最も大切な打ち合わせ)
6.新規下葺材敷き込み
7.新規スレート瓦葺き
8.完成
以上ご報告を終わります。今後共よろしくお願い申し上げます。