今回は母校伊奈町立小室小学校の雨漏り修繕工事です。
雨漏り浸出位置は1階トイレの天井です。
直上の陸屋根に上ってみると、新築時のアスファルト防水層に押さえコンクリート、改修工事で加硫ゴム系シート防水を施工しているのがわかります。
上の写真ではわかりにくいのですが、黒い斑点のように見えるところが防水層の破れ・穴あきです。
さて、何故ここまでに防水層に穴が開いているのでしょうか?
加硫ゴムシート防水の歴史は古く、建築物の屋上に採用されたのが昭和37年とされています。シート防水のなかでも2番目に古い主要な製品です。
現在ではその出荷量は減少傾向にありますが、弊社の手掛けた物件の中には30年以上前の加硫ゴム系シート防水が機能している物件もあります。もちろん定期的なメンテナンスは必要ですが、10年程度で防水層を改修するのは費用対効果が低いと言っても過言ではありません。
防水保証は5年~10年というのが一般的な年数ではありますが、定期的なメンテナンスを行えば、それ以上に防水機能を維持することは可能であると思います。
質問から話がそれましたので、続きは後ほどご報告いたします。