塗装工事を行う中で雨漏りと言う言葉をお客様から聞くことが多くあります。
その都度、対応しています。
簡易的な工事で収めた現場の話ですが、数年は台風が来ても雨漏りせず止まったと安心している私を数年後、雨漏りが始まりましたと相談を受ける物件があります。
簡易的な工事は抜本的な解決になっていない為、同じ場所から再発?
現地に向かう私は、不安に襲われます。
現地に着き確認すると同じ出口から雨漏りしていました。確認の意味で前回工事を行った場所に散水しました。
目視・赤外線カメラでも現象は現れません。
何処からだ?と自分に問いかけ、お客様から当日の風向きなど分かる範囲でお聞きし対応を考える為、現地を後にしました。
日を改めて思い当たる箇所に散水し40分後、雨漏り再現
これは出口が同じでも入口の違う複数侵入雨漏りでした。
この様な雨漏りの場合は、新築時から欠陥が考えられるので安易な補修では無く抜本的な工事をお勧めしております。
]]>先ず足場を組み外壁の洗浄を始めた際に軒下隅に親指が入る程度の穴を見つけ若しやと思い散水した所ご指摘の有ったリビング中央辺りから雨漏りが再現され応急処置として穴にシーリングを充填し散水を行い雨漏りがしない事を確認しました。
これで解決出来れば単一雨漏りなのですが・・・
その後、半年が経った台風の季節、お客様から電話があり同じ場所から雨漏りしています。
慌ててお客様のお宅に向かい雨水浸出位置を確認。
日を改めてもう一度疑わしい箇所を探す為にお客様と台風当日の事を確認し、お客様からは雨漏り浸出位置の上がベランダだからベランダFRP防水に不具合があるのでは?と言われ考えられる雨水侵入位置を探しましたが問題になる箇所が無く雨漏り再現まで至らず次に疑わしい水切り板金上部に散水した所、雨漏りを確認。これで1箇所目。
雨漏りが確認できた水切り板金の形状に不安を感じ付近の水切り板金を確認しました。部分的に壁と密着している水切り板金に散水すると毛細管現象のように水が吸い上げられ雨漏りを確認。これで2箇所目。
工事方法はお客様と相談し毛細管現象が起きにくいように水切り板金の加工及びシーリング工事を行いました。
工事後、2年が経ち台風、ゲリラ豪雨でも雨漏りせず快適な生活が出来ると喜んで頂いております。
前回の不具合箇所を含めて合計三箇所からくる複数侵入雨漏り事例でした。
築年数も経過し瓦の葺き替えを考えお願いした施工店が雨仕舞板金、瓦を弄ったため、一定方向からの雨で雨漏りがする様になったとお聞きし調査しました。
散水調査で水の侵入を確認。
瓦と壁の隙間が大きくなりモルタルと板金の取合えから調査の結果、雨水が侵入しました。
調べていると雨仕舞板金が曲げられ切断された様な箇所、隙間が開いてしまった箇所などお客様が直接見えない場所の収まりが悪く雨量によっては雨漏りしてしまう状態でした。
お客様と工事方法を相談し今回はモルタル補修・板金加工で対応させて頂きました。
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