外観
漏水箇所
雨漏り診断の事前報告書類の作成に必要な写真は建物の全体写真、不具合と思われる部分を撮影して、ご提案書類をまとめます。
建築図面、ヒヤリングシート、目視調査後に調査項目をまとめました。
散水調査箇所
御見積書
※画像をクリックすると拡大できます。
散水調査は5箇所を1箇所ずつ下から順番に調べて行きます。
この事例の調査期間は1日-2日間が目安で、お施主様には終日ご在宅をお願いします。
今後の流れについては、事前調査報告書、お見積り書、工事の注意事項など、書類提出後調査を行うかの判断をしていただきます。散水調査の費用については、雨漏り診断士が確実に解決するので、安価な費用ではご対応ができません。
通常の雨漏りの場合では、屋根、外壁からの雨漏りであっても原因を追究することができますが、雨水浸出位置が複数の場合、修理してなおったはずの雨漏りが再発することが診断調査も困難です。
雨漏り診断調査のなかでも最も困難な創発雨漏りについては、複合的な要因が内在するため、最も困難な雨漏りです。
このようなケースは、原因究明にも時間がかかるだけでなく、構造上の問題も絡んでくるので一筋縄ではいきません。
雨漏り診断調査をせず、過去の経験や実績に頼って、大掛かりな補修工事をしたり、シーリング補修や外壁塗装工事をしても根本的な解決にはならないことを覚えておきましょう。
サッシ廻り
モルタルひび割れ
サイディング目地
ALC版間目地
サッシ廻り
ALC版ひび割れ
まとめ
写真をあげたものは、雨漏りの事例の一部になります。
その他にも、雨水の侵入位置はございます。
雨漏りの症状が起きた場合は、早急に雨漏り110番加盟店にご相談ください。
このコラムでは、散水調査にかかる費用についてご説明致します。
散水調査実施までの流れについては、下記の順番です。
お問合せ後→ヒヤリングシートから現地調査の申し込み→弊社で対応可能か審査→現地訪問調査→お見積り提出
(※対応不可の建物もございますので予めご了承下さい)
お見積りの詳細については、調査内容の詳細、費用の2種類です。
提出する事前記録写真は、散水調査を行う場所を項目ごとにコメント入りで記載するので、誰が見てもわかるような資料を作成することを心掛けております。
例1-A 事前調査記録写真 2P~3P/16P
A調査内容については、調査箇所項目別に明記してあります。
例1-B 御見積り書
Bの御見積書の内容については、散水調査の費用仮設足場、調査後の報告書作成費、諸経費の計上が合計金額となります。
調査の費用については、調査内容、仮設足場の有無により異なります。診断にかかる日数は1日で終わる調査から1週間かかるケースもあります。
散水調査が終了後、調査結果及び、漏水箇所の原因を報告書にまとめて提出し雨漏り診断調査は完了です。
]]>おおまかにまとめると、この2になります。
こちらに関しましては、築年数など関係なく雨漏りは起きます。
雨漏り件数の、事例の中でも少なくはありません。
雨漏りを、起こさせないためには施工者の雨仕舞の知識が必要不可欠になります。
こちらに関しましては、建築時から10~15年を目安に
外壁・屋根などのメンテナンスが必要になります。
例1
例2
いくつか事例をあげましたが、外壁塗装工事といっても
ただ塗るだけの工事では、しっかりとしたメンテナンスとは言えません。
我々は、雨漏り110番の加盟店である以上しっかりとした
雨漏り対策を施工する必要があります。
重要な点
以上に関しましては、重点的な施工が必要です。
お施主様の中には、塗装をすることで雨漏りが止まると認識されている方もいると思いますが、結果からして一時的に過ぎません。
雨漏りを完全に止めるには、雨漏りの原因の追究が必要になります。
塗装工事は、あくまで表面塗膜の防水機能の向上、劣化の進行の抑制、美観性の向上にすぎません。まずは雨漏りが起きた場合は、お近くの雨漏り110番グループ加盟店に、お問い合わせください。
具体的な例では、天井にシミができていたり、壁紙が浮いてきたり、カビが発生したり、建物内に雨水が回っているのが確認できます。
その他、雨が降るたびに室内がジメジメしたり異臭を感じるなど、これらの症状は全て雨漏り二次災害となります。建物の躯体も含めて腐食が進んでしまうと、修繕費用が加算されてしまいますし、場合によっては補修が不可能な場合もあるので注意が必要です。
雨漏り二次被害
二次災害については、雨漏りを長期間放置したことが原因で、症状が悪化してしまいました。取り返しがつかない程、被害が進行してしまう前に怪しいと思ったら、直ぐに雨漏り診断士の専門業者に相談をすることをお勧め致します。
]]>ブルーシート
屋根養生
屋根以外で外壁など、小さな穴や隙間などから漏水が特定できる箇所であれば、市販でも販売されている防水テープやコーキング材も有効です。
防水テープは、簡単に補修もできることと、耐候性・耐水性にも優れているので、ピンポイントで臨時補修をする場合に役立ちます。
コーキング材はレベルもなく隙間を埋めるのに適していますが、乾くまでに時間がかかることと、濡れている部分には使用できません。
コーキング簡易補修
これらの補修方法は、あくまでも雨漏りの応急処置となるので、根本的な解決にはなりません。
また、雨漏り発生を何度も繰り返すと、建物そのもの寿命を縮めてしまいますので注意が必要です。
築30年で一度も雨漏りしたことがない家もあれば、新築時から雨漏りしているというケースもあります。
雨漏りがない家と雨漏りが発生する家では果たしてどんな違いがあるのでしょうか。
新築時の雨漏り発生原因であれば、単純に構造上の問題、施工不良が考えられます。
近年の戸建住宅やビルなどは、機能性よりも、デザイン性を重視した建物が増えており、建物の構造が複雑であればあるほど、適切な雨仕舞いが施されていない建物ほど、雨漏りが発生する可能性が高くなります。デザイン性を重視した建物の中で特に屋根の形状や軒天の出幅が小さい建物は、共通して雨漏りが発生している傾向にあります。ですから、雨水の影響を強く受ける部位の雨仕舞いは、施工する段階で特に注意が必要であることは言うまでもありません。
軒天の出幅がない建物
屋根の形状が複雑な建物
戸建住宅は、「雨仕舞い(あまじまい)」と「防水」の雨漏り対策が施されており、建物内に雨水が入りにくくする構造を作られなければなりません。
雨仕舞いは建物の構造を知り尽くした施工管理者、技術、知識を兼ね備えた職人が一体にならければ精度の高い建物は作れません。施工不良がある、建物は必然的に雨漏りが発生します。
雨漏りと建物の関係では、構造上の問題もなく、施工にミスがなくても、雨漏り対策が万全であっても発生してしまう場合があります。
それは老朽化です。屋根・外壁は外部に晒される過酷な条件となるので、紫外線や雨風の影響を強く受けることから、耐水性が低下してきます。経年による老朽化に伴い、基材の表面劣化が徐々に進行することで建物内に雨水が侵入して雨漏りが発生する原因につながります。これらの経年劣化考えると絶対雨漏りが起こらない家はないと言えるでしょう。
雨漏りを予防するためのチェックポイントは、様々ですが、特に老朽化の影響が出やすい部位に注目して、的確な補修を行えば、「雨漏りが発生ない」状態を 維持することはできます。次に挙げるのは雨漏りを予防するためのチェックポイントを参考に建物の現状を把握することをお勧め致します。
屋根は、瓦、スレートの破損・ずれ、板金部分の不具合などが考えられます。雨樋も同様に外れや 破損、ゴミの詰りなど注意が必要です。
これらの症状が現れると雨水が浸入することがありますので早期メンテナンスを行いましょう。
スレート屋根 破損
瓦屋根 経年劣化
雨樋外れ、歪み
次に外壁ですが、モルタル壁はひび割れや変色などの症状、サイディングボードは、基材の破損、浮きや反り、コーキングの劣化よっても起こります。
コーキングに関しては、耐用年数が7年~12年(建物の構造、立地による)なので、日頃から劣化の進行状況をチェックするようにしましょう。
外壁 モルタル ひび割れ
サイディングボード 破損
コーキング劣化
その他、バルコニーの床の不具合として考えられる、ベランダ裏の染みや汚れがある場合は、施行不良の可能性が高くなり、そのまま放置をすると雨漏り発生の原因につながるので早期メンテナンスは必要です。
バルコニー不具合
これらの目視でわかる基材の不具合を発見したら、家を建てたハフスメーカーや修理を行ってくれる業者に点検をしてもらうことをお勧め致します。
室内に雨水が侵入し、天井の染み、壁紙の変色、カビの増殖、雨が降ると室内がカビ臭いなど、いずれも雨漏りが発生している可能性があります。
雨水侵入事例
雨漏りの原因追究に関しては、安易な予測だけで修繕工事を行うのではなく、原因を究明しなければなりません。
雨漏りがずっと止まらなくて苦しんでいる方を沢山見てきました。
雨漏り110番グループでは、雨漏り診断士が確実に解決します。
雨漏り診断調査に必要な費用や修理の一般的な対応に関しては、修理の規模や内容によって全く異なるので一概に言い切れませんが、一般的な雨漏りに調査に関する事例から雨漏り診断調査に必要な費用の相場や事例をご紹介していきます。
雨漏りの診断調査の前の、ヒヤリング調査や目視での場合は基本的には無償対応で、この段階では、雨漏りの発生状況なども含めて、なるべく多くの情報を業者に提供すると、原因解明にも役立ち、今後の流れも比較的スムーズになります。
費用がかかるのは、本格的な雨漏り診断調査(散水調査、赤外線調査、その他の調査)は有料となり、一般的な相場は、20万円前後が調査に必要な価格の相場といったところでしょう。
補足としては、雨漏り診断調査を行う際に、仮設足場の必要不可欠な場合が多く、雨漏り診断調査の費用から別途費用が加算されてしまうので、予め想像していた金額よりも高額になることも知っておく必要があります。
仮設足場が設置できない高層ビルや狭小な建物などは、ブランコやゴンドラなどでの対応となりますが、いずれも調査費用とは別に有料で費用をご負担して頂くことになり、散水調査+仮設費用が一般的です。
その他、散水調査などの原因追究の診断調査を行わずに、簡易補修での対応の場合は、大幅に費用を削減することになります。例えば、外壁の継ぎ目や窓周りなどの開口部の簡易的な補修の場合は、隙間にコーキング材の充填を行う応急処置での対応をする方法です。
コーキング材の充填のみの補修の場合、一般的な相場は数万円程度で数時間もかかりません。
但し、雨漏りの不具合の簡易補修に関しては、原因個所を特定しないで補修工事を行う手段となりますので、実際は雨漏りの原因を追究していないので部分的な簡易補修をしても再度雨漏りが発生する可能性もあるので、これらの無駄なリスクを避ける為にも事前に雨漏り診断を行い原因特定する方法が、長い目で考えても賢明な対策です。
散水調査や赤外線調査なども含め、雨漏り診断調査の専門業者による調査方法は、的確な診断方法で原因を突き止めるので安心です。雨漏り診断調査だけで費用が発生し、更に補修費用がかさむ二重コストと考えるのは当然ですが、「数百万円も補修費用を費やしたのに雨漏りが止まらない」「業者と連絡が取れない」など、このような被害を未然に防ぐ為に、専門業者に調査を依頼する事をお勧め致します。
雨漏り診断散水調査
仮設足場
ご依頼内容
和室 リビング 洋室サッシからの漏水の原因追究
雨漏り発生/被害状況
南側に強い雨が当たると雨漏りが発生する
内部の和室壁に雨染み跡が確認できる
調査目的
雨漏りの侵入箇所特定
調査方法
1.ヒヤリング 2.目視調査 3.散水調査
調査期間 3日間
調査費用 29万円
調査項目1~11
1階窓周り 霧ヨケ 水切り バルコニー 笠木周り 屋根
調査結果
3・6・9 の3箇所からの侵入水を確認
結果:侵入水はありませんでした
結果:侵入水はありませんでした
結果:和室より侵入水確認
結果:侵入水はありませんでした
結果:侵入水はありませんでした
※オーバーフローで和室への侵入が確認。排水が詰まらないようにこまめな清掃が必要です。
結果:リビングより侵入水確認
※配管コア抜きで雨仕舞の不良になったと推測できます。
結果:侵入水はありませんでした
結果:侵入水はありませんでした
結果:リビングより侵入水確認
※2階洋室へ侵入水のなる箇所ですが、今回の調査ではリビングに侵入致しました。
結果:侵入水はありませんでした
※反対側のクラック部分からの侵入水はありませんでした。
結果:侵入水はありませんでした
※コロニアルが外れて防水シートが露出している部分がありますので補修が必要です。
【鉄板瓦棒屋根】
鉄板瓦棒の不良現象については、各部位の錆の発生が後に雨漏りを誘発します。
軒先の錆が著しく進行し、放置をすると野地板の腐食を早め、建物の寿命を縮める原因にもつながります。棟(雨押え)の固定釘の不具合(出釘)に関しても、雨水の侵入経路となりますので、屋根からの雨漏り原因の要因となります。
また、瓦棒溝板の塗膜剥離や屋根全体の波打ちなどにも注意が必要です。
【日本瓦 セメント瓦屋根】
日本瓦、セメント瓦屋根の不具合については、瓦のズレや割れ、漆喰の腐食が考えられます。瓦屋根は強風時や豪雨など、自然災害時に不具合が発生することが多くなります。棟部の漆喰は、接着剤の役割を果たすので、漆喰に亀裂や腐食が発生すると雨漏りに繋がる恐れがあり、早期の補修が必要不可欠です。
また、瓦のズレ、割れは、その隙間から雨水が侵入して下地を傷め、建の寿命を縮める原因になります。
セメント瓦は、塗膜が劣化したセメン基材が表面に露出しています。この状態を放置すると吸水による雨漏り発生につながる恐れもあります。瓦の継ぎ苔や草も後に雨漏りにつながるので、清掃が必要になります。
【スレート屋根】
最後に、スレート屋根からの不具合ですが、屋根基材の割れや色褪せ、表面塗膜の防水機能の低下による吸水など、1次防水としての役割を果たしていない症状などがあれば、早期メンテナンスが必要です。
また、板金部分の出釘、継ぎ目などの隙間からの雨水の侵入もあるので、屋根からの雨漏り発生原因として考えられる要因は排除するべきです。
屋根は紫外線、雨水、風害を強く受けることから、劣化の進行が早く進みます。建物を雨漏りから守るためにも、定期的な点検を行いましょう。
実際に雨漏りが発生している状態は、既に躯体内は酷い状態かもしれません。