朝晩、めっきり涼しく(寒く?)成ってきた 大阪ですが 日中は 気持ちのいい季節に成りました。
さて、今回の現場ですが 雨漏りが 大雨、台風時にしか 起きないとの現場でした。
外部階段の下に、トイレが有りそのトイレの照明器具より漏水が起きていたとの事で、色んな業者が補修していましたが再発を繰り返していたので、雨漏り調査の依頼を頂き 調査をしました。
1Fの天井の照明器具の為 天井高の高さから、タイル面、外部階段との取り合い、外部階段、2Fの玄関ポーチ部分写真では、解りずらいのですがシャッターBOXの取り合いと、調べる所は 結構ありました。
下から順番に 調査を始めていき 一つ一つ侵入ヵ所を調べていき雨漏り具象の確認をしました。
今回の雨漏りの原因は、複数の侵入位置が有る、『複数侵入雨漏り』でした。
外部階段のノンスリップ材部分、少量の量ですが外壁ALCとシャッターBOXの取り合い部
玄関ポーチのドア部分と 計3箇所の侵入位置を特定出来ました。
( 雨漏りの再現が見られたので、直ぐに電気は消しました 漏電する可能性が有りますので!)
雨漏り調査の報告をして 改修工事のお見積りを ご提出とご説明後 工事の依頼も頂きましたので雨漏りの再発が無い様に シッカリと 侵入位置の工事をさせて頂き これで台風、大雨でも安心してもらえました。
外部階段・玄関ポーチ部 ( FRP防水、新設 ノンスリップ材、端末コの字金物 )
シャッターBOX取り合い部、サッシ部、タイルと外部階段取り合い部 ( シールの打ち替え )
お近くの、雨漏り110番に お問合せ 頂ければ 雨漏りの解決をお手伝いが出来ます。
まずは、シッカリと雨水の侵入ヵ所の特定が 大事です、その上での 工事を お勧めいたします。
お客様に、ヒアリングを色々していた所 補修をする度に 違う場所から 雨漏りがする等 大事な情報が有りました、もちろんそれらの情報と現場の目視等により 散水をする場所の仮説を立て決めていきます。
ルーフバルコニーに水張り調査から1時間後位に雨漏り具象を確認しました。
それに伴い 雨水侵入ヵ所の絞り込みに入り侵入箇所の断定をし1箇所目の確認をしましたが雨漏りは単一の侵入箇所とは 限りませんのでその他の危険性が有る所に次の散水をした所バルコニー内のパラペットと笠木の取り合い部からも天井に 雨漏り具象を確認し絞り込みで侵入箇所の特定を致しました。
調査結果から言うと創発雨漏りでした( 創発雨漏りとは侵入箇所が複数にあり、また雨漏り浸出位置も複数ある事です。)
以前の業者さんは、一箇所は見つけていたと思われます。
ですが、複数の侵入箇所が有る場合はそれでは雨漏りを止める事は出来ません。
その為雨漏りは、難しいのです。
和室壁にも雨漏りの跡が有ったので調査致しましたが やはり こちらの雨漏りも複数の侵入箇所・複数の雨漏り浸出位置が有りました。
こちらの部分も、何か所か シール等の補修跡が有りました。
簡易補修や補修工事を何度しても 雨漏りが納まらない場合は 複数の侵入位置が有る為です。
お近くの、雨漏り110番に お問合せ 頂ければ 雨漏りの解決をお手伝いが出来ます。
まずは、シッカリと雨水の侵入ヵ所の特定が 大事です、その上での修補工事・補修工事をお勧めいたします。
保護モルタルのクラック(ひび割れ)のシール処理をしていました。
後日、雨漏り調査を実施 !!
排水口 (ドレン) をふさぎ 水張り後 → 雨漏り再現
パラペット部・笠木・サッシ廻り・外壁等と 雨漏り調査を致しましたが 雨漏りの再現は無く今回の雨漏りの原因は、防水層からと 断定いたしました。
お見積り後、工事のご契約を頂き 雨漏り補修工事に入りました。
保護モルタルの撤去 (この時に防水仕上げに不備を発見!後で説明致します。)
防水層と腐食木下地の撤去
防水層と腐食木下地の撤去
新設 木下地後
しかるべき処置を講じた上で FRP防水工事を完了
※FRP防水工事完了後、雨漏り調査と同様に水張りを致しましたが完全に雨漏りが止まっている事を確認し全ての工事を完了しました。
(後日、ゲリラ豪雨、台風と続け様に有りましたがお客様から「以前は雨が降る度に心配でしたが、安心して暮らせています。」とのお言葉を頂きました。)
少し専門的な話ですが保護モルタルをめくった時に仕上げているFRP防水が露出仕上げのトップコートで仕上げて有りその上に保護モルタルをしてありました。
露出仕上げのトップコートはポリエステル系樹脂と言う材料に成るのですがトップコートは耐候性等、FRPが劣化する原因となる紫外線を防ぐ役割もしております。ですが保護モルタル仕上げ用には適していません。
保護モルタルに雨水等の水が浸み込み化学反応をし強アルカリ性の水に変わります。
ポリエステル樹脂は、強アルカリ性に対しては強く有りませんので、本来は耐酸・耐アルカリ等に強いビニルエステル樹脂と言う材料で仕上げ無ければ成りません。詳しく書きたいのですが 長くなりますのでこの位にさせて頂きますが(笑)
防水材に限らず、適切な工法で仕上げ無ければどれだけ良い仕様・工法で有っても不具合を起こすと言う事です。
私たちは、『必ず、雨漏りを止める』と言う強い意志で真面目に雨漏りに取り組んでいます。
割と早期に発見出来るケースも有れば、なかなか発見出来ないケースも有りますが、必ず解決するまで 責任を持って対応致します。
雨漏り等で、お困りの際には、南大阪店に お気軽に声をかけて下さい。
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